ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

続・北海道の味! 娘の修学旅行のお土産 スルメをいただく

娘の修学旅行のお土産、完食しました。
10月に実施された修学旅行のお土産を今更食べるのかよ?
とズッコケたくなりますが、何しろ受け取ったのが11月の中頃で、かみさんの新潟土産がセットになっていて、さらに施設のイベントでおやつ即売会がありました。
その他秘密ルートのおやつもありまして、とにかくおやつがたくさんありました。
賞味期限の短いもの、湿気ってしまうお菓子などを優先的に食べていたらこんな季節に。
するめは最高に日持ちするからね。
しかも袋にチャックついてるし。

やはりスルメはうまいです。
絶対間違いない。
3日に分けて食べました。
一口食べた瞬間にやめられないとまらないになってしまって、一袋一気に食べきりそうでしたが、頑張って思いとどまりました。
相当精神力を必要としました。
反省点が一つ。
必ず生産者をチェックしようと心に決めていたはずなのに、バタバタしている時に食べてしまって、うっかりパッケージを捨ててしまいました。
美味しかったので記念に紹介したかったのですけどね。

まあともかく今年のおやつは今年中に食べ終わりました。

マウスの左クリックの調子が悪い(時々)

昨日、突然マウスの左クリックが効かなくなりました。
身体能力的に右クリックはできないので、現象は左クリックだけに限らないかもしれませんが。
マウスポインタは問題なく動く様子。
ちょっと強めにマウスボタンを押してみたり、長押ししてみたりしてみると、たまに反応しますので、完全に機能的に死んだわけではなさそうです。

ギリギリクリックできたので、なんとか PC を再起動します。
しかし症状は改善しません。

何しろ20年近く使っているマウスなので、クリックの接点がヘタれてきても何の不思議もありません。
もうハードウェア的に寿命か………。
クリック感の軽いマウスを探すの大変なんだよな。
そんなこともあろうかと、もう一個ストックを確保してあるのだけど、 いよいよ出番がきたかな。
引っ張り出して入れ替えるか。

と、その前に。

AutoHotkey などのスクリプトが邪魔をしている可能性はあります。
常駐してマウスボタンの長押しを見張っているので。
アプリケーションを可能な限り閉じて試します。
しかし症状は改善されません。

実は以前にも同じような症状が出たことがあります。
その時はマウスを抜き差ししてみたら小一時間後に元通りになりました。
すぐに、ではなくしばらくしてからというのが引っかかりますが。
諦める前に挿しなおしてみます。
すると多少は改善されました。
しかし時々つっかえるので長押してきません。
長押しでコピペ貼り付けできないのは不便であります。
どうやらハードウェアではなくシステム的な問題らしいぞ?
自前のスクリプトが一番怪しいじゃん。
困ったな、こいつらなしではやって行けそうにない。

というところで食事タイム。
戻ってきて使ってみたら治ってました。
よくわからないけど治ったという一番嫌なタイプ。
つまりマウスのハードウェアに問題はなかったということ。
となると、別のマウスに入れ替えてもきっと症状は変わらない。
でも自分が作った AutoHotkey スクリプトが許されたので良かった。

今期の通院完了

12週間に1度の病院の診察が終わりました。
今のところ体調に変化はなく、病院から変なお土産は持ち帰らなかったようです。

病院のエントランスが物々しい警戒態勢だったのが印象的でした。
体温を測って顔色をチェック。
病院スタッフはマスクだけでなくゴーグルを全員着用していました。
外にはテントが2つほどたっていたらしいのですが、玄関から玄関しか行かなかった私には見れませんでした。
きっと発熱があったらそっちにまわされるんでしょうね。

診察はいつも通り、と言いたいところですが問題あり。
自覚症状はありませんが、 薬の副作用で肺に水が溜まっているようです。
今のところわずかな量ですが、一生飲み続ける薬だと考えれば見過ごすわけにはいきません。
薬はよく聞いてて安定しているから、ずっとこのままいけると思っていたんですけどね。

いつもは採血の結果を待つ時間を潰すためと言い訳しながら喫茶店でケーキでもつまむのですが、さすがに今回は病院内での飲食は避けるべきだと思って見合わせました。
病院内だからどこにいても危険なのは変わりないものの、やはりマスクを外して飲食となるとリスクが違ってきますからね。
不要不急の飲食なんて油断しすぎです。
4月の診察なんてビビりまくって、かみさんに代理で診察してもらったのに、コロナ慣れしてしまったと言うか、あのときよりもずっと自体は深刻なのに普通に病院言ってしまうのが自分でも不思議です。
あれはいったい何だったんだ ?

2020年今年の漢字は「密」でした(今更)

毎月一回、施設で行われるクイズのイベント。
12月のお題は「2020年今年の漢字」でした。
私は今年一度も家の敷居をまたげなかったことから、『家』で投票しました。

そして今週、2020年の今年漢字一文字が発表されましたね。
選ばれたのは『密』でした。

まあそうなりますわな。

流行語大賞も「三密」 だったようですし、日本で最も使われたキャッチコピーでしたね。
施設内での投票も『密』が一番人気、と言うか他はばらけて一票しか入らないものばかりで圧倒していました。
予想を的中させた人は10人。
もう鉄板すぎて面白くない。

私が投票した『家』は意外にもと言ったら失礼かもしれないですけど6位、トップ10圏内にランクインしていました。
おまけで予想していた『禍』の方は順調に第2位でした。


www.kanken.or.jp

yasushiito.hatenablog.com

娘の誕生日にかこつけて本を送りつけた Part2

娘の誕生日だったので、暇を潰しつつ多少は実になりそうな本を送りました。
第一弾は餃子のレシピ本
そして今回は『文豪たちのずるい謝罪文』です。


文豪たちのずるい謝罪文

文豪たちのずるい謝罪文


ラジオの特集コーナーで耳にして、面白そうな本だなと思ったので選んでみました。

太宰治芥川龍之介夏目漱石石川啄木など 教科書に載っていて誰もが読んだことがある大作家たち。
そんな彼らも人生山あり谷ありで、それぞれの事情で世話になった人に謝罪の手紙を送っていました。
作家特有の「締め切りに間に合わない」から始まって「金を貸してくれ」「借金が返せない」「浮気しちゃったテヘペロ」と言ったできることなら出さずに済ませたい趣旨のものです。
しかし謝罪と言いながら、本質はうまいことぼかして謝っているようで謝っていない、むしろ半ギレで不機嫌になっている始末。
この文章能力の高さが文豪たちのずるいところです。
切羽詰まった状態でギリギリの駆け引きをするために書いた文章。
当然のことながら作家のポテンシャルが最大に発揮される究極の作品といえます。
それを読み込むことで、その人の作家性や人生観を探ろうという、なかなかに面白い試みです。

人間必ず失敗するものです。
失敗した時は謝罪しなければなりません。
つまり、 謝罪スキルは人生に不可欠なのです。
大人達が真剣に考えて繰り出す謝罪がどのようなものか?
それを受けた時どう感じるか?
それを学ぶには良い教材かもしれません。

失敗しない生き方もいいけど、失敗した時のフォローの方が重要ですよね。
でもこの本に出てくる作家先生の真似はしない方がいいかな。

久しぶりに三国志を読み返そう 宮城谷昌光・三国志

読み返したい。

久しぶりに三国志読みたいなー。
吉川英治版の三国志青空文庫で自由に読めるようになって、時間を見つけて美味しい所だけ拾って読んでます。
若い頃に何度も繰り返し読んだ三国志

これこれ、若い頃に読んだ文庫本。


でもちょっと待ってください。
三国志演義ベースの話も良いのですが、もっと深く突っ込んで読んでみたいという気持ちは出るものです。
なぜなら若い頃に「三国志が好き」と言ったら、あんなもん7割ウソとマウントを取られて悔しかった記憶がよみがえる空です。
そんなしょうもないツッコミ入れてくる人なんて、きっと誰かの受け売りで、どの点がどう違うか説明なんてできないと思いますが、 全く違う立場から描いた作品も読んでおかないと物語の奥行きが深まらないというのも事実です。
「じゃあ、どの三国志を読めばいいの?」
と言うとなかなか困ります。
昔は困りました。
リアル寄りで比較的読みやすく、全体を通して描かれている三国志となると意外と選択肢が少ないと思います。
そこにうまくはまるのが、宮城谷昌光三国志だと思います。
ということで、ここからは三国志演義ぐらいは普通に知っているけど、 もう一歩先に進みたい人向けの話です。
全く三国志を知らない人が手を出すにはハードル高い作品だと思いますよ。

紹介しているのは Kindle 版の全巻まとめたタイプです。


以前から読みたいなーと思っていた宮城谷昌光三国志
実は昔少し読んだのですが、その当時は玄徳が蜀に入ったあたりまでしか執筆が進んでおらず、それっきりになっていました。
続きから読むとしても、すでに本のページをめくれないので必然的に電子書籍で読むことになります。
途中から電子書籍って………半端すぎる。
そんな感じでクライマックスを前にして尻切れトンボになっていたの ですが、先日入院してストレス溜まっている時に完結していることを知りました。
全12巻セットで7000円台。
これなら買える !
退院できた開放感で全巻まとめて購入しちゃいました。
しかも、どういうわけかポイントで3000円位帰ってきました。

じっくり読み進めたいと思います。

好き嫌いがはっきり分かれるであろう作家 宮城谷昌光

宮城谷昌光先生、古代中国を彩り豊かに描いてくれる数少ない作家なので私は大好きなんですけど、割と癖の強い作家なんじゃないかと思います。
まあこんだけ売れている人を捕まえてとっつきにくいとは見当違いも甚だしいと言われそうです。

ページを開いた瞬間分かると思いますが、漢字の圧力がすごい !
生まれてから一度も見たことがない漢字がぞろぞろと出てきます。
中国の歴史小説なんだから、読み慣れない文字が出てくるのは当然でありますし、三国志を手に取るならそれくらいの覚悟はあるかと思いますが、そんな読者の 気持ちすら打ち砕きに来る難読漢字の数々。
この独特の漢字の使い方こそが、宮城谷昌光のテイストであります。
三国志が好き」という理由だけで手に取った人は高確率で投げ出すことだと思います。
まあ慣れてしまえば簡潔にイメージが伝わってわかりやすいのですが、 それは私が事前に白川静の漢字の世界をインストールしているからかもしれません。
これが宮城谷昌光のスタイルであり、一貫して描かれる世界観であります。
他の三国志作品との差異をつけるために奇をてらってやっているわけではないことだけは記しておきます。

宮城谷作品のもう一つの特徴として、時代の遡りが激しいことが挙げられます。
祖父の時代から描かれるのは普通です。
大河ドラマでも主人公が生まれたあたりから描くので得意風変わりなスタイルではないはずですが、何しろ祖父と父の活躍がかっこいい。
祖父の世代をここまで丁寧にかっこよく描く作家もなかなかお目にかかりません。
主人公が交代したんじゃないかと勘違いすることもしばしばあります。
この描き方はよく考えれば当然で、どんな家柄のどんな人間関係で育まれたか、その前提が共有されることで主人公の人間像が的確に伝わってくれます。
特に歴史ドラマでは重臣たちと家の関係、諸外国との関係などはある程度の期間を遡っておくと非常に理解しやすいです。
その時代は主人公が全く活躍しないので「これを読みたかったんじゃないんだけど?」と思う瞬間もあるかもしれません。
三国志に至っては曹操爆誕した瞬間どころか、祖父が子供の頃から始まります。

もう一点、宮城谷作品の特徴をあげてみますと、 登場人物たちを少し離れたところから俯瞰してみることが多いと思います。
主人公に一方的に肩入れするあまり、ライバルをわかりやすい悪人にしたてたり、負けた側を道化にしない冷静さがあります。
善人悪人に関わらず必死に生きた人物にリスペクトを忘れないので、読んでいて不愉快になることは少ないかと思います。
その副作用として、胸がすくような冒険活劇のように消費しづらいので、気持ちを入れ込んでいる人にとっては不完全燃焼しがちかもしれません。

黄巾の乱その前に。

三国志演義劉備を中心に回っていくのに対して、この三国志の主人公は概ね曹操です。
玄徳は各地を放浪して中央政府からは遠かったので、玄徳を追いかけると後漢王朝の命脈がわかりづらくなるというのが理由のようです。
物語の始まりは、なんと曹操のおじいさん、曹騰が若かりし頃です。
どんだけ壮大なスケールで描くんだと目の前にした時途方に暮れてしまいます。
とはいえ、三国志演義を読むだけでは黄巾の乱が抑えが違った理由とか、十常侍とは何か、とか、何かと不明なことも多いのも事実です。
三国志の時代から遡って知ることで、三国志をさらに深く知ることができるのです。

物語の序盤、曹操劉備が活躍し始めるまで、知らないエピソードと馴染みのない名前ばかりで退屈かもしれません。
その空白を埋める絶好の作品なのですが、それでもしんどいかと思います。
地方では異民族が暴れまわってきて、大きな武功を立てた将軍もいるはずなのですが、そこには全くフォーカスせず、 京都の中の出来事を描き続けます。
宮中でドロドロと政治駆け引きがあるばかりで、華やかな一騎打ちが好きで三国志を読みたい人には辛い展開となっています。
と言うか、フルスロットルで面白いなら三国志はここから始まるわね。

この作者の特徴とも言えますが、妙にマニアックな豆知識が作品中で始まったり、本筋とは関係ない人物の活躍が取り上げられたり、「ちょっとその前に彼の不思議なルーツを紹介しよう」と歴史が遡ったりします。
各章ごとに立ち止まって3回くらい読み返すと「あーそういうことか」と一気に飲み込めるのですが、歴史の流れを大つかみするまでは大変かもしれませんね。
副読本として Wikipedia を開いておくと、クリックしたり戻ったりで情報を整理しやすいです。
小説に副読本ってなんやそりゃ?
むしろ Wikipedia を読みやすくするための副読本として選んだ方が良いかもしれません。

物語が中盤になって戦国乱世になってくるとすいすい読めるようになってきます。
三国志演義では全く活躍しない人物が意外と有能だったり、 大活躍した人物がほぼ手柄の横取りで全く絡んでいなかったり、熱烈な三国志演義マニアなら怒り出すんじゃないかと言う展開も読むことができます。
私はまだ最後まで読み通していないのでこの辺にしておきます。



追記。
読破できた!

yasushiito.hatenablog.com

Chrome でキーボードショートカットから音声検索するときの発動条件が変わったので修正

目次


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これまでの経緯。

Chrome はキーボードショートカットで音声検索を呼び出せます。
Ctrl + T から新しいタブを開いて、 Ctrl + SHIFT + .で音声検索が始まります。
ただしアドレスバーにフォーカスがあるときは発動しません。
一度メインウィンドウに移る必要があります。
新規タブを開いたら、TAB キーでフォーカスを移動しておきます。

問題発生。

今日このパターンで音声検索を起動したところ、失敗しました。
何らかのアップデートで仕様が変わったようです。
動作を調べてみると、 tab キーでアドレスバーから移動させても、音声検索ショートカットが動いてくれないようです。
tab キーを何回か押して 検索ボックスに移動させれば動いてくれるようですが、何回も押す作業はなんとか回避したいです。
試しにアドレスバーから SHIFT + tab で移動したら音声検索できる状態でした。
なんとも頼りない解決法ですが、 tab キー連打よりもマシかな?

修正する。

修正と言っても、キー入力の送信コードをシフトキー付にするだけです。
まぁ作業ログ代わりの内容ですから。

    ;アドレスバーからメインウィンドウに戻ってキーボードショートカットから音声検索するには、シフトを押しながら Tab でないと機能しない。
    Send,+{tab}

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この記事に登場するAutohotkey スクリプトについて

この記事の中で私が作成したプログラムは、全て自由に使うことができます。
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