ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

コロナワクチン接種がやってくる - ただし私はまだ

やっと施設にコロナワクチン接種の順番が回ってきたよ。
ただし私は今日は打ちません。
今回は65歳以上なので要件を満たしていない私は彼らが2回目を摂取し終えた後。
つまるところ来月下旬ということになりますね。
体調不良者が続出すると業務に支障が出るので、スタッフ含めて少しずつ摂取します。
合計4回に分けるので 大規模接種会場のようなハイペースは無理。
今日は大きなトラブルもなく無事に終わりました。
明日はどうかな。
念のために入浴を中止にして備えています。
今の季節に週1回の入浴は結構きついけど仕方あるまい。


オリンピックのコロナフィーバーに巻き込まれないように早め早めが期待されましたか若干間に合っていません。
あと40日。
オリンピックよりもこっちのほうをカウントダウンしたい。

冷やし中華始まった

いよいよ夏が来ましたね。
夏と来れば「うなぎ」ですが、そのもう一つ前に来るものが。

冷やし中華

これですよ。
今年もとうとう始まりました。
甘酸っぱいタレが夏の暑さによく合います。
からしのツンとくる爽やかさも夏を感じさせてくれます。
私はきゅうりが苦手なんですが、冷やし中華のきゅうりは食べられます。
具材がたっぷりのサラダ的な冷やし中華ならマヨネーズも添えて。

夏空を見上げながらの冷やし中華は最高じゃ~~~。

常温保存できる冷やし中華をストックしておけば安心安心。

もりもり食べて夏を乗り切ろう。


眺めの会(定期映画鑑賞会)6月上旬 kubo二本の弦の秘密

ストップモーションアニメを見よう。

先月からキウイのゼスプリが新しい CM を始めましたね。
私はこの CM のちょっと馬鹿らしいノリが好きです。
そしてキウイの造形が可愛い。
あの瞳がたまらない。
あのキウイのマスコットが発売されるということで、もう欲しくてたまらず、五十がらみのおじさんが恥を忍んで娘に買ってきてもらうようにお願いしようかと悩んでいたところ、転売ヤーが出るほどのめちゃくちゃな人気で入手困難だった模様です。
あんなものって言っちゃなんだけど、自分以外にもグッときている人がたくさんいたことに驚きました。
でも仲間がたくさんいてくれて嬉しいよ。

あの CM はストップモーションアニメ、こまどりで製作されているのですが、動きがなめらかで人間が中に入っているみたいです。
特にダンスシーンがよく動いていて何回見ても夢中になります。
たくさんの人形をバランスを考えながら少しずつ動かして撮影する手間を考えたら正座してみたくなります。
CG ではなく人形だから物理法則には逆らえないのでジャンプする場面とかを描くにはちょっとした工夫が必要なんですよね。
それでいてカメラがぐるぐる回るのに驚き。
リアルに撮影するためには様々なアイデアが盛り込まれていると思います。



今回はストップモーションアニメが見たくなったので、そっち系の長編映画を探してみます。
選んだのは『クボ 二本の弦の秘密』です。
制作したのはライカ、情弱の私でも耳にしたことあるほどにストップモーションアニメの大御所です。
東洋、というかモロ日本を舞台にした作品で、三味線で折り紙の人形を操る少年の物語です。
なんかいかにもって設定ですが、折り紙がストップモーションで動くなんて当たり前すぎて斬新だ。

視聴プラットフォームは Amazon プライムビデオ。
プライム会員は無料で視聴できます。
まじかよラッキー。
字幕と吹き替えが用意されていて悩みますが、私は字幕版を選択しました。
子供にも楽しめるストーリーだから字幕を読みながらでも十分に楽しめると考えました。
日本の物語を日本人でない人が 脚本していて、日本人にはどこか違和感が残らぬはずもなし、和洋折衷ならそれらしく英語で見た方がトータルでの満足度は高いだろうと判断しました。
もちろん全年齢と言うか子供に見せたい系の映画です。


クボ二本の弦の秘密。

2016年米国で公開されたストップモーションアニメで ジャンルはアクション時代劇。
監督はトラヴィス・ナイト
脚本はマーク・ヘイムズ 、クリスバトラー。
主な出演者はシャーリーズセロン、アートパーキンソン、レイフファインズなど。
上映時間は102分で言語が英語(日本語吹き替え版はあり)。

あらすじ。

三味線の音色で折り紙を操る不思議な力を持った隻眼の少年クボは実の祖父・月の帝から残った片目を執拗に狙われて母と共に海辺の村で暮らしていた。
しかし追手に見つかってしまい放浪の旅に出る。
追跡から逃れるには帝と戦って命を落とした父半蔵が探した三つの武器を手に入れて戦うだけ。
クボは命を吹き込まれた人形の猿と 陽気な侍のクワガタとともに旅をする。

見終わった感想とバリバリネタバレ。

瞬きするなら今のうちだ。

超楽しかった。
折り紙の動きが想像を超えてた。
三味線の音色のエモさもあって超 coool。
我々にとって当たり前のはずだったものが、海外の人の手によって改めて再発見させられました。
折り紙が勝手に動くやつ、子供の頃に散々 E テレで見てきたので、完全に子供が見るやつと馬鹿にしてました。
立体的に動くと見え方が全く変わる。
猿のアクションも非常にダイナミックでCG なのか着ぐるみなのかわかんないくらいでした。
もちろんストーリーも世界観も非常に良く出来ていて、日本人が見ても全く違和感がない。
あ、でも主人公の名前クボはいただけない。
日本人には久保あるいは公方としか認識されないのわかってただろうに、なんでこんな名前にしたんだろう。
久保の名前は最後まで違和感が拭えなかった。
日本文化に対するリスペクトが感じたから嫌ではなかったけど。
最強の日本刀に対抗するために鎖鎌を持ちだしてきたのは超絶 分かってる。
この手の作品は日本のイメージが偏って描かれていて失望を感じることが往々にしてありますが、むしろ日本人の方が忘れていたものを見つめ直す機会をもらえるのではないかと思います。
お盆の墓参りなんて完全に作業だった自分が恥ずかしい。
本物でもない偽物ではないリアルな質感がもたらす刺激が私をいちいちハッとさせるんですね。
お墓のある杉の森の中の描かれ方とか、ああいう風景を実物で見たことあるけど実写ではピンとこなかったことでしょう。
CG でなんでもできる中で、あえてストップモーションにこだわる理由などないのではないか?と考えていたことも撤回します。
苦労を乗り越えてくる何かがある。
「瞬きするなら今のうちだ」という決め台詞とは裏腹に、めちゃくちゃ時間をかけて一コマずつ撮影してる という現実にニクいね。
折り紙の折りたたんだところとか折り重ねてあるところの質感は見ていて気持ち良い。
クワガタの黒光りする体とか、 kubo の潤んだような光を放つ瞳なども良い。
Kubo が暮らす洞穴までの岩場のルート、 カメラがずっと引いて場面があるんですが、超望遠で人形が米粒にしか見えないくらいまで引いて景色を捉えていて、どんだけ巨大なセットを作ったんだよと目を見張りました。
巨大といえば骸骨侍。
人形の大きさを考えると'大きいな'とは思いましたが、エンドロールでちょっとだけメイキング動画が見られて、その大きさにぶったまげました。
クレイジー

メイキング動画を見つけたので、半信半疑の方はこれでも見てやってください。
もう気が遠くなります。

村人たちも純朴な人柄で、婆様の語り口は癒されました。
なんかちょっと懐かしくて、ストップモーションということもあってか、浜乙女のでーたらぼっちの CM を思い出しました(これローカルかな?)。

ストーリーは昔話風。

ストーリーは勧善懲悪の仇討ち系だったのでシンプルでわかりやすいというところもある反面、説明なく突拍子なところもあり、昔話風だなと思いました。
猿とクワガタをお供につれて船で渡るところあたりは桃太郎じゃ。
妊娠したせいで親族から執拗に命を狙われるところはギリシャ神話っぽい。
三味線で折り紙が操れる能力の秘密は全く明かされないし、母親の魂が猿の人形にうつった秘密も語られません。
生前の母親とは性格が違いすぎて破綻スレスレではないでしょうか。
父親が記憶をなくしてクワガタの姿で再会するとか都合が良すぎますわ。
月の帝の目的は kubo の眼球なのだから猿など放っておけばよかったのに、妹二人は命令そっちのけで猿の命を狙うところも謎。
どんだけ姉に依存してるねん。
そして三種の神器が大して役に立っておらず、けりをつけるのは三味線の力。
あの三つの武具なくても勝ってたよね。
苦労して揃えたのは何だったのか。
3本の弦が何を意味するのかは理解してますよ。
最終的には3本のハーモニーで勝たねばならない。
ただサルの教えた目標が少しずれていたことと本当の目標に気づいたきっかけの掘り方が浅かったように思いました。
あれを揃えれば帝に勝てるというのは父親のハンゾウの物語 、あれを必要としたのは半蔵だったが父は破れて物語は終わり、クボにはまた別の何かを得て勝利する物語があるべきだと言うことなんでしょうか。

目も当てられない黒歴史

猿とクワガタの掛け合いがテンポ良くて面白かったですね。
なんだよこの夫婦漫才は。
と呆れていたら、やっぱりそのオチでした。
猿のあてこすり方とかクワガタの屁理屈は台詞回しがちょっと日本ぽくないのですけど、まあそれでも夫婦のよくある小競り合いが再現できていたと思います。
あれの間に挟まれる子供の心境は複雑ですよね。
そしてもっと痛いのが両親の馴れ初め。
Kubo が父親の人物像を母に尋ねた時もなんとなく歯切れの悪い曖昧な表現に徹していましたが、 語り継がれる物語に登場する勇敢な侍の実態が あのクワガタとはね。
母親は脚色がうますぎる。
そしてトップシークレットとされていた二人の馴れ初め。
子供は絶対聞きたがるけど両親にとっては恥ずかしすぎて答え辛いやつ。
それがあの二人、 決闘中に恋が芽生えているの。
「そなたは美しい」
それがあのクワガタのプロポーズ。
Kubo、 強く生きろよwww。

月の帝。

月の帝は天皇の事だと容易にわかりますが天王星の非 人道的な側面を突かれているようでとひやひやしました。
天皇は人ではないから死なない代わりに人としては生きられない 、民草の血の通った暮らしを見てはならんのですね。
天皇として生まれた時点で天皇制というシステムの一部として生きなければならない。
やんごとなき姫君の縁談の様子を見ても大変そうだもんな。
クボの両目を潰すというのは皇族に迎えるという意味だと思います。
彼は男系男子じゃないから厳密には天皇にはなれないけど。

月の帝の結末については解釈に悩みます。
最後に記憶を失くした状態で村の仲間になったけど、市井の人として暮らした経験がないのだから記憶がないのは当然。
村人たちは彼の記憶を埋めるためにあることないこと吹き込むのですが、 あれは優しい嘘なのか、それとも本当にそうだったのか、最大の引っかかりはそこでした。
つまり下々の者は天皇に敬意を持ってその政治に温かみを感じて彼の功績を正直に話していたということではないかと想像しました。

類似した物語はいろいろあるだろうけど。

なんとなく精霊の守り人を思い出しちゃいました。
少年チャグムは実の父である帝から命を狙われたため女用心棒のバルサの助けを借りて逃げるのですが、その間に庶民のあったかい暮らしを知って 行くのでした。
なんやかんやあってチャグムは皇太子として迎入れられたので 母のように守ってくれたバルサと別れて気軽に物も言えない冷たい 王宮に帰らなければならなかったのでした。
帝の人ならざる価値観と少年が母とは違った母性と出会うあたりが kubo に共通していたかなと思います。

治療の中止は失敗に終わる

慢性白血病治療中です。
毎日、薬を飲んで押さえ込んでいますが薬をやめたらすぐに再発します。
一生薬を飲み続けることになります。
しかし特定の条件をクリアすれば、薬をやめても症状が現れない例があります。
私はその条件をクリアしていたので、一度薬を止めてみて経過を観察することにしました。

薬の中断は今年から始めましたが、 4月時点での検査で変化が見られ、今月の検査で「アウト」となりました。
そして今は薬を再開しています。

そしてメンタルはベコベコに、自分でも驚くほどがっかりしています。
喜怒哀楽の薄い私が目に見えてしょんぼりするとは我ながらびっくり。
心の中では、薬から解放される自分に期待していたようですね。
寛解していたら禁止されているグレープフルーツジュースで乾杯するつもりだった。
治療の中断を決意したのは寛解を期待していたわけではなく、副作用で胸水が溜まっていることから治療方針の変更余儀なくされたことからです。
「どちらにせよ同じ薬を飲み続けられないのならダメ元で中止してみるか。
上手くいけばみっけもん」
のはずだったのに、 うまくいかなかったことが超絶ダメージでした。

また社会保障をゴリゴリ削る生活に戻るのか………。

贅沢ルマンド、やっと体験

ブルボンのルマンドおいしいですよね。
世間では「ルマンド男子」という存在が認知されるほど人気の定番アイテムだそうです。
当然私も大好きで、ときどき無性に食べたくなります。
あのパリパリくしゅくしゅした食感がたまらない。

そのルマンドにちょっとリッチな新商品「贅沢ルマンド」が発売されたとテレビ CM で知り、 早速家族に頼んで購入してもらい、病院受診の秘密輸入したのでした。




一袋単位で販売していますが送料を考えるとさすがに割高。
コンビニでも販売しているので店舗で購入しましょう。

贅沢ルマンドは一袋200円少々で販売されている模様。
一袋9本入りなので 1本あたり25円程度と考えるのが妥当かなぁ。
普通のルマンドが一袋12本入りで140円台辺りで売られているので、コスパ的には2倍程度不利となる。
でもまあ商品名に贅沢とついていることから分かる通り、コスパを無視した贅沢さを楽しもうという趣旨の商品なのでコスパで考えるのは無粋でしょう。

封を開けると、一本が明らかにでかい。
一回り大きいと表現されることも多いかと思いますが、それよりもさらにもう少し大きいとイメージした方が良いかもしれません。
そして香りが良い。
封を切った時点で高級な香りが立ち込めます。
リッチかつ上品な味わいでマイルドでクリーミー
通常のルマンドより密度が高く感じますが、それでいてクレープのサクサク感は損なわれていません。
ルマンドの良さを生かしたまま贅沢なテイストで 一本一本をじっくりと集中して楽しめます。
通常のルマンドなら2本欲しくなるので初日は2本食べたけど持て余しました。
午後のお茶のお供に使うなら一本で十分です。
でかすぎて一口に収まらずに一息ついたので破片が飛び散りまくったのは御開帳。


通常のルマンドのクオリティーが高すぎるため、最後はやはりコスパの問題に落ちていきますが、 やはりコスパで比べられる性質ではなく、状況に応じた棲み分けとなるかと思います。
「どちらを買うべきか」を議論するべきではなく、どちらも購入して気分に合わせて 使い分けるのです。
普段使いのスナック感覚でいただくなら通常 ルマンドに軍配があがります。
実際に娘は普通のルマンドの方がいいと言っておりました。
ゆったりした午後に誰かと談笑しながらお茶する状況であれば贅沢ルマンドが良いでしょう。
仕事の合間の気分転換に使うのも良いと思います。
贅沢ルマンド一本で何気ないひと時を断然豊かなものにしてくれるでしょう。


眺めの会(定期映画鑑賞会 )5月下旬 股旅

時代劇成分が足りない。

GW も終わって毎日映画を鑑賞するという無謀なチャレンジが終わりました。
今年の GW もたくさん見ました。
昨年の GW には時代劇を複数チョイスしましたが、今年はゼロでした。
男はつらいよ』は時代劇じゃないしなー。
先月300スリーハンドレッドを見たのですが、あれは西洋だし。
ということでプライムビデオから適当な時代劇をチョイス。
幕末や明治よりも江戸時代の方が好き、そして純粋なエンタメよりはよくわかんないタイトルを選んでみたいということで、今回は市川崑監督の「股旅」にしました。

プライム会員の有料コンテンツです。


股旅

股旅

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

股旅。

1973年に公開された日本の時代劇映画。
監督は市川崑
脚本は市川崑谷川俊太郎
主な出演は萩原健一小倉一郎、尾藤イサオ
言語は日本語で上映時間は95分。

あらすじ。

百姓の生活に嫌気をさした3人の若者が、戸籍を捨て渡世人となり 有名な親分の下で名を挙げようと 無計画の旅をする。
物事は思ったように進まず、歯車を噛み合わないまま徐々に転落していく。

見終わった感想 もちろんネタバレあり。

愚かでもいいじゃない にんげんだもの

血が沸き立つようなアップテンポの太鼓の伴奏から始まるもんだからテンション上がってるのに、渡世人の面倒くさい挨拶がリアルに始まって、サウナの後の水風呂のような目になりました。
ヤクザものが「おひけえなすって」と仁義を切る場面は他の時代劇でも目にしますが、ノーカットだとあんなに面倒くさいものだとは………あれを覚える役者さんも大変だったでしょう。
渡世人もアホでは務まり ませんわ。
このめんどくさい口上を通過できない人は、この先見たところで楽しめないと思いますよ。
本当に難しいところはナレーションが入りますけど、 ハイコンテクストだと思います。
この映画が製作されたのは1973年。
当時はまだ清水次郎長森の石松の講談、木枯らし紋次郎ドラマなどといった渡世人の物語が人気で、当然の観客たちその筋の世界に一定の理解があったと考えると、我々が感じる面白さとはまた違った受け取り方をしていたかもしれません。
みんなが大好きな渡世人の世界をさらに深掘りした作品となれば、我々が冷水と感じる仁義を切る場面も興奮の一部だったかもしれません。
そういう意味では時代性を考慮した教養が求められる映画なのかもしれません。
まあ何の予備知識もなしにこの作品に手を出すなんて当時を知る人が聞いたら、シリーズものの3作目から見るような愚かな行為だと笑うことでしょう。

さて、この作品の感想を一言で表すなら。

救いがないほどの愚かさが人間くさくてゾッとする。

こんなに純真無垢な無鉄砲、久しぶりに見た。
今時の物語って、みんな考えがあって目的があってその先に結果があるじゃないですか。
そしてその考えがある程度の納得感を及ぼしてくれることも期待してるじゃないですか。
普段甘やかされぱなしだから、自分の思い通りにならないストーリーに対するストレス半端ない。
頑張って考えた目標がそれで、その結果がこれかよ………と思うと、見終わった後に虚無感しかない。
愚かで中途半端で無責任で無鉄砲。
若者らしい青臭さを抱えながら理不尽な 世の中を懸命に生きるが、最後まで誰の役にも立たず、何の意味もない形で人生に、あるいは青春2幕を閉じる。
ヤクザの世界に憧れを持ちつつも、どこかお人好しで悪人になりきれずふわふわしているところがもどかしい。
やることがいちいち中途半端なのな。
家を捨てたはずなのに 帰ってきて、家族が離散してしまっていることを知ったり、 女と駆け落ちしたはずなのに女郎屋に売り飛ばしたり、 一宿一飯の義理を果たすために父親を切るのをためらうし 、諍いで斬りつける時も浅くて致命傷を与えられないし、何もかも中途半端で責任を果たしていない。
未熟だなぁと思いつつも、じゃあ大人達がちゃんと責任を果たしているかと言うとそうでもなく、むしろ大人の方が身勝手だったり。
蒸発した父親が他の女とよろしくやっているだけでもアウトなのに、息子との再会の場面でも悪びれもしないどころか、同じように失踪した息子のことを咎めるクズさ加減。
組の親分も一宿一飯の義理を過剰にアピールして親殺しを強要しながら、体裁が悪くなると態度を変化させて、杯を交わしたわけじゃないと追い出してしまう。
もうみんな中途半端でだらしなくて身勝手なのだけどそれもまた人間臭いな。
そんな汚い世の中は監督は美しく描くのな。
三度笠は破れはて、道中合羽はつぎはぎだらけ、この残念な一行が旅する姿をカメラがズーっと引いて、遠景で雪をかぶった山々がうつる 場面がとっても美しい。
青い空に青い山、 ハッとさせられる光景なのに、手前はススキ野原で、その間を乞食のような集団が通り抜けていく美しさと現実のギャップが残酷なほどに綺麗なの。
そうだよ、リアルな現実はいつも過酷だよ。
「あてどもない」とは言いますが、本当に行く当てのない寒さとひもじさが身に染みてくる。
ちょっとだけ救いなのは、3人があの青空のようにカラッとしているところ。
傍観者の我々からは目を覆いたくなる境遇であるものの、彼らにとっては自らの意志で選んだ自由です。
自由とは愚かさを許すことなのかなあ。

天狗ハムのポークジャーキーをいただく

娘が春休み中のオープンキャンパスで北陸に行った時のお土産、天狗ハムの商品の中から今回はポークジャーキーをいただきます。
天狗ハム公式の Web サイトはこちら。
PC のブラウザで開くと超巨大な画像素材が表示されてビビりますのでスマホで見るのが良いかも。

www.tenguham.net

なぜ北陸のお土産でポークジャーキー!?

北陸のブランド牛で冷蔵庫に入れなくて保存できるジャーキーを探していたら、天狗ハムのビーフジャーキーが引っかかったということです。
天狗ハムは金沢が誇る食肉メーカーです。
金沢を中心として、北陸で育てられた食肉を丁寧に加工して提供しています。
能登牛が目当てであったものの、豚肉だって負けてません。
ついでにポークジャーキーとサラミソーセージが美味しそうだったので一緒に購入してもらったのです。


yasushiito.hatenablog.com
yasushiito.hatenablog.com

天狗ハムポークジャーキー。

開封すると、同社のビーフジャーキーのように細長く裁断されたポークジャーキーが20本程度入っています。
サイズ感が非常に伝わりにくいのですが、チンジャオロースーのような細切りです。
内容量は38 gなのでビーフジャーキーの30gよりも少し多いことになりますね。
ビーフジャーキーよりもわずかにサイズが大きいような気がしましたが、 サイズを比較して写真をとるほど用意周到ではありませんのでごめんね。
あくまで気がするです。

お味の方は、これまたビーフジャーキーとの比較で申し訳ないのですが、程よくスパイシーでお酒とよく合う味です。
金沢に伝わる大野醤油を使って味付けしてあります。
噛みしめるほどにスパイスの香りとお肉の旨味が染み出しておつまみにぴったりです。
ビーフジャーキーを食べた時は、牛肉の甘い香りが口の中にいっぱいに広がって猛烈な多幸感が押し寄せてきましたが、ポークジャーキーの方は全く癖のない 自然な美味しさでした。
瞬発力こそビーフに劣るものの、総合力ではポークに軍配が上がります。
無駄な脂っぽさがないのもいい。
これはどんな状況で食べても美味しいやつ。
私は一袋を4回に分けて食べきりました。
手が止まらなくて一袋一気にいきそうになりますが、落ち着いて食べれば5本程度で十分な満足感。
うまいうまいと叫びながらモグモグやってました。

パッケージにチャックが付いていないのでジップロックなどに入れて保存します。
もちろん開封後は早めに食べます。


リピートするならポークジャーキーかな。
ビーフは確かに細いけど特別な日のために。