ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

餃子パーティーはコースアウト

毎年7月に行われる施設の納涼祭は四年連続中止。

とはいえ今年は規模を縮小して祭っぽい食べ物くらいは提供してくれることに。
最大の企画は焼き餃子パーティー
餃子専門店から入手した4種類の餃子を卓上コンロとフライパンで焼き上げます。
ところが………。
肝心の発案者にして焼き手の職員がコロナ陽性で出勤停止。
献立は焼き餃子から揚げ餃子に変更、食事は全て厨房で調理してから提供となりました。
「これじゃ、いつもと全く変わらないじゃん」という意見も聞こえます。
祭りのように屋台は用意できず、屋外で食べることも叶わず、 今できる最大限の非日常体験がこれ。
そして同じ皿に4種類が一つずつ乗せられて提供されたのでどれがどの餃子かわからない………。
さっぱり餃子からがっつり餃子まで幅があるから 順序にはこだわりたいんですけど ?
仕方ないのでジロジロと観察して色と形から想像して食べました。
これは少し黄色いからレモンだろう。
緑色が透けて見えるから大葉だろう。
表面がでこぼこしているからニンニク5倍だろう。
これはこれで一種のゲームかも?
ちゃんと全問正解しました。
餃子パーティーなのに餃子4個では物足りない。
たこ焼き4個は削っていいからもっと餃子を食べたかったぜ。
自分の好きなものを食べたいだけ食べる。
そうやってハメを外すのが祭りじゃないのか?
規模縮小の代替行事とはいえコントロールされすぎてゆとりがない。
という文句をジャンボフランクで喉の奥に押し込む。
うむ、ジャンボフランクはどうやってもうまい。
デザートのアイスクリームは半分とろけていて飲めるような柔らかさ。
冷たいもの苦手な私にはちょうど良い。
ぶつぶつ言いながらも苦手なキュウリの一本漬け以外はみんな食べたぞ。

果たして来年の納涼祭は実行されるだろうか?
夏祭りを一度も経験していない職員もそれなりにいて祭りの存続すら心配してます。

ネバネバ丼で never 夏バテ

納豆・とろろ・オクラ3種のネバネバ丼が存外美味しかったので日記に書き残します。

その日は選択メニューで対抗馬はチキン南蛮丼。
唐揚げ大好きマンの私にとってはチキン南蛮一択の即答のはず。
しかし今回は私のひねくれ心が働いて見たことない献立を頼みたくなりました。
チキン南蛮はレギュラーメニューでもたまに出るので。

ネバネバ丼は納豆・とろろ・オクラの三種類のネバネバする食材が乗っています。
そこからさらに温玉、アボカド、寿司エビが乗っています。
アボカドはこれまで見たことない。
納豆はひきわりです。
駆け引きポイントは混ぜて食べるか、温玉を崩すか。
いつもなら一口様子を見てから混ぜますが、今回は初手で完全に混ぜます。
この判断は絶対正解だったと思います。
ご飯粒にねばりととろみが絡み合って濃厚な飲み物のようでした。
のどごしがこっくりまろやか。
そうめんよりも飲み物力が高い。
ひきわり納豆なのが高得点。
これが粒だったら粘りが少なめで噛み応えが出てしまうところでした。

これなら食欲なくても食べられます。
栄養価は高そうだし、リーズナブルだし、調理の比較的簡単だし夏のメニューには最適なのではないでしょうか。
なんなら毎日でもいい暗い。
単純にとろろめしが好きなだけかもしれないけど。

アレンジするならご飯の上におぼろ昆布を敷き詰める。
マグロの刺身が間違いなく相性良い。
味付けの基本はだし醤油だけどごま油を垂らすのも悪くなさそう。

レシピサイトにもたくさんのネバネバ丼が掲載されているので、この夏お試しになってはいかがでしょうか。

眺めの会・7月下旬 『リング』

夏はやっぱりホラーだよね。

いよいよ夏だし、最近ホラーもの見てないし、怪談映画でも見ようかと思いました。
今回は日本を代表するホラー作品から選びます。
昔絶対見たはずなんだけど内容は全く覚えていません。

視聴プラットフォームは Amazon プライムビデオ。
有料コンテンツとなっています。
怖い映画だけどレーティングは全年齢です。

リング。

1998年に公開された日本のホラー映画。
鈴木光司の同名小説を原作として映画化された。
監督は中田秀夫
脚本は高橋洋
原作は鈴木光司
主な出演者は松嶋菜々子真田広之
公開時間は95分で言語は日本語。

あらすじ。

都市伝説を扱う番組を制作する浅川は取材中に女子校生から呪いのビデオの話を聞く。

その話と突然死した親戚の子の死因に関係があるのではと調査を開始する。
その都市伝説は呪いのビデオを見たものは7日後に死ぬというものであった。
調査の過程で何気なく見つけた出所不明のビデオテープを再生するとそれがまさに呪いのビデオであった。
浅川は別れた夫の高山にビデオの内容を確認してもらい力を合わせてビデオを作成した主を探す。
手がかりを得た二人はビデオが 本物の呪いのビデオだったことを確信する。

その他の作品情報。

本作より前、95年にフジテレビ系金曜エンタテイメントの枠でドラマ放映されている。
98年の本作の公開時には同時上映として、原作者の鈴木光司が執筆した続編の小説『らせん』 が公開されている。
ストーリー上の続編はこちらとなる。
1999年にリング2が公開される。
こちらは原作が鈴木光司ではなくオリジナルストーリーである。

見終わった感想 ネタバレあり。

あーびっくりした。

結構怖かった。びっくりしたというのが正解か。
井戸から急に手が出てくるところ本当にビクッとなった。
子供がビデオを見ちゃったところの衝撃が良い。
あのパッと襖を開けた瞬間にぐっと出てくるスピード感。
暗闇で鑑賞する子供。印象的な古井戸の映像。
手遅れが一瞬で説明できて恐怖を与えてた。

貞子が井戸から這い上がってきて、なおかつモニタから出てくるところは迫力あった。
さすがに映画史上に残る一場面なことはある。
物語が一件落着して 油断していたところだから二重に信じられないものを見た恐怖があった。
特に貞子の顔がはっきりとわからないのが大正解。
見たくても見れない心の揺れの余韻が残った。

井戸の中から救い出された貞子が再び現れた理由が皮肉たっぷりでいいね。
遺体を見つけて供養すれば呪いは解けるとか貞子は一度も約束してないし。
人間の身勝手な同情心を逆手にとってコントロールしていたのかもしれないと感じた時ゾクっとしたね。
もしかして貞子を井戸の中に封じ込めた博士が正しくて、浅川と高山の手によって封印が解かれたのではないか。
貞子の父親は博士と言うけど、普通にできた子供でもあるまい。
研究の過程でどうやっておなかの中に入れたのか。
私にとっては呪いとか幽霊よりも人間の善なる気持ちが悪意に利用される方が恐怖だ。
呪いのテープとデッキを持って実家に向かう終わり方もそのひとつ。
ワンチャン当番制にして 順繰りにダビングテープを見回す作戦もありそうだけど、 順当にいけば父親が身代わりなんだろうね。
あらやだやだ。

複雑な余韻をぶち壊すようにやけに明るくてポップなエンディングテーマ。
何これ? この映画のために書かれた曲なの?
正直タイアップありきな曲としか聞こえない。
「きっと来る~~~」の元ネタはこれだったか。
そうかこういう文脈で使われる歌だったんだ。
印象的なサビではあるけど、きっと来るのが貞子を思わせるような歌詞ではない。
映画がヒットしなければ凡百の曲で終わったように思う。

ストーリー進行はかなりうまい。
オーナー殺すアイテムとか見た者を呪うなどといった恐怖話は数多くあるが、その中からビデオテープ をテーマにしている。
昭和末期から急速に普及した目新しくも身近に存在するビデオテープはホラー好きな若者にとってまさに格好の素材だ。

呪いのビデオテープなんてある?
ないでしょそんなもの!

という冷めた大人の為に、物語は女子高生達のたわいもない都市伝説から始まる。
そのトリックを追いかける大人が少しずつ猟奇的世界に引き込まれていくことで徐々に没入していくようにできている。
ビデオテープの映像や音声を足掛かりに真相にたどり着いて行くところがミステリー要素満載で説得力を与えている。
プロの機材を使ってただのノイズから音声を拾うところで一気にボルテージが上がった。
それだけに後半から高山の特殊能力で謎が明かされてしまうのが大変残念。
ビデオテープ正体が明らかになってからオカルト要素が強く進んでいった。
もちろん他にもツッコミどころはある。
電話の普及率が低くVHS テープが出回る前に殺されたであろう貞子が復讐の手段にどうしてビデオテープを使おうという発想が生まれたのだ。
伊豆大島の貞子のじいさんは存在が既にギャグ。
声をかけて下さいと言わんばかりの登場しておきながら声をかけられると何も知らんと拒否する。
最後は嵐の海の中で東京まで送り届けてくれる。
ある意味一番やる気の人だったのではないか。
主役二人の演技が本格志向ではあるが、テンプレ的な展開が出るとどうしてもニヤついちゃうよね。

『日本の城・オールカラー徹底図解』

先日紹介した『日本の城・オールカラー徹底図解』
だんめんずのつもりで購入したのに断面図じゃなかったことから日本の城の紹介として不完全だったように思いました。
そこで補足説明的に お城の本として紹介します。

紹介しているのは Kindle 版。
イラストの描き込み密度が高いので200%倍率で表示したい。
大画面を用意しないと苦しいと思う。

この本を紹介する前に今のお城の楽しみ方、楽しまれ方について書いておきたい。

城とは本来戦争の道具である。
平和な日本に城は必要か?と問われると全く答えに窮する。
賛否はあるかもしれないが、今のところ日本のお城は日本全国で地域のランドマークとして機能して生き残っている。
著名なお城ともなると観光スポット化して いるのでお城には興味がなくても訪れたことがある人は少なくないはずだ。
特に天守閣は日本独自のスタイルで発展し、デザインも洗練されていて見ていて飽きない。
日本の名城を紹介する観光ガイドブックも近年は充実している。
しかしこの本は お城を観光資源としない。
本来の意味に立ち返り、実用的な戦争の拠点として紹介している。

もったいぶったが、私なりにこの本を解釈すると、
「築城者がどんな気持ちで大金をかけて作ったか想像して楽しむ素地を作る本」
である。
この本では日本の城のモデルケースが紹介されている。
「そこ」に「それ」が作られた理由はもちろんのこと、目的に応じた防衛プランを紹介している。
防衛力を優先して山に城を作るのか、利便性を取って平地に作るのか。
もし自分がこの地域の殿様だったら、どこにどんな城を築くのか?
この本を読み終わる頃には地図を眺めながら自分の城をできるようになるだろう。

見開き2ページの左側では文章による解説、右側にはオールカラーイラストで当時の様子が描かれる。
イラストはとても細かく、人間たちが生き生きと描かれている。
イラストというのがポイントで、躍動感がある。
我々が見る静かに佇む眠った城ではなく、 築城されたばかりのハツラツとしたお城がそこにある。
資料の少なさもあって再現性は100%ではない。
ただそれを含めても迫力とリアリティのあるイラストになってると思う。





序章では 城とは何か、お城の起源と海外との比較を知ることができた 。
弥生人の環濠集落だって防衛を目的にしているのだから城である。

第1章では 歴史をさかのぼって日本の城の流行り廃りをを知ることができた 。
時代によって戦法が変わるので城のスタイルが変わる。
大規模な土木工事が可能な時代になると 堀と石垣で高さを確保できるので山の高低差を利用せずとも防衛力を高くできるようになった。
戦国末期には武器が弓矢から鉄砲に進化してくると堀の幅が広くなった。
山城、海城、万里の長城のような国境城壁、寺まで防衛施設とみなして特徴とメリット・デメリットが紹介される。


第2章では城の縄張りについて知ることができた 。
城には支配者を守り抜く様々なギミックがある。
わかりやすいのは天守閣、本丸、二の丸のような 曲輪。
石垣に折れ目を作って横から攻撃できる横矢。
わざと平坦な場所を作ってそこに誘い出し集中砲火を浴びせる虎口。
様々な防衛のアイデアが紹介される。

限られた面積にどのカラクリを使うかを設計するのが縄張り。
大きな城ともなると縄張りは城下町の町割りまで考慮することになる。
縄張りが決まったら、土木工事、建築、城下町開発と進めていく。

この章では職人集団が集められて指図を受ける様子が気に入っている。
石垣の巨石を石切場から船で運ぶ姿が重労働で大変そう。
こういうのは頭ではわかっていても実感を伴っていなかった。
大勢で石を担いだり、坂道を引き上げているところがきついだけじゃなく危険だ。
城ってこうやって建つんだな。


第3章では城内の建築物を知ることができた。
城壁のなだらかなカーブがビジュアル目的ではなく、少しでも高く積み上げる ために生まれたものだと知る。
天守閣の内部構造、やぐらや本殿などの使われ方などが中心。
特に天守閣は城の見所なので 丹念にイラストが描かれている。
塀・門・屋根などパーツとして見落としがちな機能も扱われる。

土木工事の様子はイラスト化されることが少ないので貴重ではないか。
板で型を作ってタコで固める版築という技法が見て取れる。


第4章では城の守り方と攻め方を知ることができた 。
城攻めの手順が紹介される。
本陣を構えて付城を築きながら近寄るイラストが臨場感ある。
竹を束ねた盾で飛び道具から身を守りつつ塹壕掘り進め、土手を築いて城壁付近まで迫る。
その間、守り手は援軍を待つ。
援軍が来ると囲みを解いて野戦となる。

その他、秀吉が得意とした兵糧攻めも紹介される。

読み終わって。

戦国ドラマを見ていて雰囲気で流していた疑問がいくつも氷解した。
特に天守閣の必要性。
敵に天守閣まで迫られたら 勝ち目はないのに立てこもる意味があるのか不思議だった。
しかし援軍が到着する前提なら 最後まで抗う意味はあるようだ。
本当に勝ち目が無いのなら抜け道を通って脱出するからだ。

戦争の目的は城を奪うより周辺地域の支配権を得ること。
住民に顔が利く城主及び幹部層が生き残ることが地域の安定に大きく影響すると理解。

五角形の五稜郭をどうやって防衛するのか不思議だったが、横矢と虎口を説明されてなんとなく理解。

全体的に緻密なイラストで図解されているので非常に分かりやすかった。
満足感の高い一冊だった。

前回の記事でも感想は書いているので興味があったらそちらも読まれたし。

yasushiito.hatenablog.com

うなぎを漠然と食べる

今年も食べちゃった。
土用の丑のうな丼。

毎年ちょっとした罪悪感とともに食べています。

やっぱり食べたくなるよね。
味はもちろんのこと話題性も抜群だし。

ふっくらしていてそんなに油っぽくないのが特徴でした。
タレも控えめでした。
うなぎの特徴といえば皮なんだけど、パリパリではなく、ギトギトにジューシーなわけでもなく、当然だけどゴムのようにぐにゅぐにゅしていない。
実の存在感がとても強かった。
後は一切れがでかいなあ !
というくらいしか感想が出てこない。

情熱を注いでいる割には感想が薄いぞ?
漠然と口に入れてるんじゃない?
もっと何か感じるものがあるでしょう ?!

まあどんぶりを持っているのは自分じゃなく、人にスプーンですくってもらって口に入れてもらってるので情報量が減るのは仕方がない。
しかし、背開きだったか腹開きだったか、蒸されていたかいなかったかくらいは分かって然るべきでは?
こういった準備を疎かにして流れ作業にしちゃうのが自分のダメなところなんだ。


みんなでワイワイ食べるのも良いけど、人生で何度も体験するものではないんだからもう少し真剣に対峙しておけばよかったと反省しています。

だめんず?いや、だんめんず を愛でたい

図鑑面白いですよね。
眺めているだけで読んだ気になれるし、じっくり読むこともできる。
自分のペースで近寄ったり離れたり鑑賞できるのが気持ちいい。
最近ちょっと図鑑ブームが来ています。

リアルな写真を使った写真集的な図鑑もいいし、必要な情報だけ抽象化したイラスト図鑑もいい。
特に好きなのが「断面図」
外側からでは窺い知れない内部構造がバッチリ見えるとすごい興奮する。
まあスケベ。
こいつはスケベな発想じゃないか。

でも男子は断面好きだよね?
ガンダムの内側見たいでしょ?!
そんな男子の願いを叶えるために断面図の図鑑が出てるんだ。
これから時々紹介しちゃうよ。
だめんず」ならぬ「だんめんず」

第一弾は
『日本の城・オールカラー徹底図解』 by 香川 元太郎

表紙が お城の断面図だったからジャケ買いしちゃった。
日本のお城が丸わかりでとってもエッチ。

購入したのは Kindle 版。
中身がめちゃくちゃ詳細なので大画面&200%ぐらいで表示しないと楽しめません。
逆にそれくらいの環境を用意すればとても楽しめます。


中を開いたら割とガチめな内容でした。
先に謝っておきますが断面図は少なめ。
だんめんず作戦失敗。
冒頭に名古屋城天守の断面図が掲載されているから勘弁しておくれ。

内容はとても実践的。
領土の防衛プランを策定してお城を建てる場所選ぶところから始まって 計画を立てて人を集めて城を建てるまで手順が分かります。
城郭のイラストはとてもリアルで迫力あります。
ただし、なにぶん昔のことで資料も少なく、想像で埋めている部分も少なくないです。

お城=天守閣くらいのふんわりしたお城好きではマニアックすぎて軽く引くかもしれない。
でもそういう人がマニアへの道を進むきっかけにもなり得る格好の入門書とも言えます。
実は私、お城の攻め方守り方などは歴史小説大河ドラマを見ても漠然としたイメージしかわからなかった。
ドラマ仕立てだと、攻められてやばいとか固く守ったとか それで十分だし、それ以上リアルでも邪魔だからね。
この本はイラストで実際に戦っている様子をイメージで再現してくれてるので 臨場感ある。
土手を駆け上がってくる兵士を槍と鉄砲で迎え撃つ様子がイラスト化されていると 妄想が捗ります。
こういうのはイラストの真骨頂ではないでしょうか。

もちろん断面図はありますよ。
櫓の内部構造が分かるのは地味にありがたい。
石垣の組み方まで断面図してました。
壁の内部構造まで断面化されているとはさすが。
瓦の積み方まで図解されてます。

とても良い本だったので満足していますが、藤堂高虎加藤清正肖像画が グレーの四角になって抜け落ちているのが残念なところ。

悔しいが体力の衰えを認めざるを得ない

この一か月で急激に体力が落ちた。
正確に言うと 首の周りの筋力が落ちて頭が重たい。
自分の腕も重力に負けて肩が痛いほど重たい。
自分の体を鏡で見ると鎖骨のあたりが目に見えて痩せた。
自分の目では確認できないが首の付け根も痩せたように感じる。
電動車椅子の操作は後頭部を背もたれに押し付ける力で腕を前に反発させているから首の力が弱まったせいで車椅子の運転をノロノロなってしまった。
下半身がパンパンにむくむ季節だからそれでバランスが狂っているという要素はある。
左のおしりが特にむくみがひどいので体が右に傾いていることにも気が付いている。
だけど1年前はこんなことなかったからね。
少なくとも1年間で体に変化があったということです。
特に誰にも相談していないが転倒しそうで怖い。
きっとそう遠くないうちに転落する。
抜本的な見直しのタイミングかもしれない。

電動車椅子の乗り換えを決意したらこれだよ。
少しでも体力があるうちに新しい椅子に慣れたいと考えていたのだけどうまくいくだろうか。
前向きに考えればちょうど良いタイミングだったとも言えるけど気がかりではある。