ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

「まどいせん」って何?

「まどいせんってどういう意味ですか?」
先日そんな質問を唐突に受けました。

「まどいせんって言うと…歌詞? 」
「そうですキャンプファイヤーの時にみんなで歌うやつ」

この歌なら私も歌った覚えがあります。
小学校の野外活動で教えられました。
とはいえ先生は歌の意味までは教えてくれず、ぼんやりと受け入れて大人になりました。

この曲、日本人なら誰もが知っていると言って間違いない曲。
うちの町でも夕方になると町内放送されます。
意味はわからなくても郷愁を感じていい曲なんですね。
で、曲の最後の繰り返しの一番気持ちいいところで「どういう意味なんだろうな」と半ばモヤモヤしつつ「ま~~どい~せ~~ん~~~~」て歌っちゃうんですよね。

知らないのに歌うんか~~~い。

結局、意味は知らないので質問には答えられないんだけど、素直に「知らない」とは言えず。
たまたま先日ラジオで仕入れた知識をひけらかして 「それはドヴォルザークだね。新世界だっけ? 家路だったかな?」とごまかしを試みました。
が、
「それで、まどいせんってどういう意味でしたっけ ?」と追撃をくらいました。

「まどい しよう」と誘っていると想像はつきますが「まどい」と聞いて思いつくのは「惑い」くらい。
だけど、それじゃなさそうだしなぁ。

悔しいので渋々調べました。

漢字で書くと 「団居」あるいは「円居」だそうでして、
Goo 国語辞書によりますと

1か所に集まり会すること。特に親しい者どうしが集まって楽しむこと。団欒 (だんらん) 。

難しいな。
この時代の人の語彙力は現代人にはない教養を感じる。
この楽曲に日本語訳の歌詞を当てはめたのは堀内敬三
曲名は「遠き山に日は落ちて」
蒲田行進曲の日本語の歌詞を当てた人なんですね。