ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

眺めの会 8月下旬 おさるのジョージ (映画版)

知らず知らずのうちにはまってしまう?

こちらの地域では毎週土曜の朝に放送されている『おさるのジョージ
朝食及び朝食後の諸々が終わって部屋に帰ってくると、ちょうど放送時間なんですよね。
映像を見る機会も多いし、音声だけでも内容が全部わかってしまうので、興味なくてもどういうものかわかってきます。
それが毎週とんでもないインシデントを起こしているので、今ではもう気になってたまりません。
現場猫がヨシ!!でやるようなやつを全部やる。
何人犠牲者が出るかわからないような恐ろしい失敗を楽しそうに繰り返すジョージ、そしてそれを咎めることもなく受け入れる黄色い帽子のおじさんに モヤモヤしっぱなしです。
人間の子供だったら冗談じゃ済まされないことを「猿だからセーフ」とかごまかしてるんじゃねーよ。
その無邪気さが怖いわ。
その一方で、わざわざ教えてくれないような 、ぼんやりした子なら見落としがちな、基本的なことを教えてくれたりもします。
そして大人の立場としては、黄色い帽子のおじさんの最後はいい話に 落とし込んでいく調整力には毎週感心させられます。
ジョージがやらかした トラブルを何とかして怒られないところまでカバーする調整力がすごい。
ちっともいい話にはまとまってないのに、なんとなくこれでヨシな感じになっているところが怖い。

黄色い帽子のおじさんの態度は是非とも見習いたいと思うので、ぶつぶつ言いながらも気に入っている作品なんだと思います。

今週はちょっとバタバタしたところもあり、カロリー高い作品の作文を書けそうにないので、ふわっとした感想で行けそうな映画をみようと考えました。
最近日本のアニメや邦画の率が高いので海外作品の中から選ぶのが条件。
そこで偶然リストに目に入ったのがおさるのジョージの劇場版。
おさるのジョージだったら、シンプルに受け取った方が作文しやすそうです。

Amazon プライムビデオで見られます。
プライム会員特典で無料。
字幕と吹き替えがありますが、テレビ放送で吹き替え版が十分に普及しているので吹き替え版を選べば問題ないでしょう。
挿入歌がたくさん入っていますが、そちらは吹き替えられることなく英語の曲です。

おさるのジョージ

2006年に米国で公開された長編アニメーション映画。
原作は絵本で日本では『ひとまねこざる』の名前で翻訳されている他、 続編の『おさるのジョージ』としても多数の作品がある。
監督はマシュー・オキャラハン。
脚本はケン・カウフマン
日本語吹き替え版の主な声優は、山寺宏一、フランク・ウェルカー。
上映時間は87分で吹き替え版の言語は日本語(挿入歌は英語)。

同名の作品は、テレビ版が制作され、日本でも NHK で放送されている。
劇場版としては、現在でも続編が制作されており、おさるのジョージ5/目指せカウボーイまで製作されている。

あらすじ。

博物館に勤務する テッド。
博物館の展示物が次第に古くなり客足が遠のき、資金難となり職を失いかけていた。
大好きな博物館を守るために、博物館は新しい目玉となる 幻の古代遺跡を探すため、アフリカのジャングルへと向かう。
テッドは探索の途中で好奇心旺盛な猿の子供と出会う。
探索は不本意な形で終わり、母国に帰ることになるが、その船にござるが乗り込んでついてきた。
ペットなど買うつもりもないテッドは子猿をアフリカに返そうとするが………。

見終わった感想 ネタバレも含む。

文化が違って面白い。

まず、冒頭にも書いた通り、おさるのジョージは隣のテレビの音声を聞いているだけで見たことはほとんどありません。
もちろん映画に対する事前情報もなし。
わかってない人の作文です。

黄色い帽子のおじさんがなぜあんなに包容力が高いのか、 どうやら彼自身がひどいポンコツで失敗が多いから、トラブルには慣れているのですね?
ジョージはアフリカで暮らす親のいない猿。
もちろん2人に血縁関係はない。
遺跡の調査に向かった黄色い帽子のおじさんとそこで出会う。
おじさんが連れてきたのではなく、ジョージが勝手に付いてきた。
あの黄色い服はずるい服屋に売りつけられたもの。
おじさんは最初はジョージのことを猿と呼んでいたが、何度もトラブルを繰り返すうちに情が移ってしまった。
子供達に猿の名前を尋ねられた時、とっさにワシントンと答えたが、子供達からはダサいとダメ出しを食らってジョージになった。

そんなことは全く知らなくても、おじさんと猿がわちゃわちゃやっているアニメだと分かっていれば十分楽しめるのですが、二人の馴れ初めをわざわざ本編で描く機会もないので、映画版の内容としてはふさわしいと思います。
ちゃんと笑いあり涙あり冒険ありで、最後はあっと驚く仕掛けも飛び出していい感じに終わりました。
場面の転換では挿入歌が入っていて、 没入感を誘ってくれます。
プロローグで、ジョージがジャングルの動物の子供たちと遊んでいる場面では歌に聞き入って 映像をいくつか見逃しました。
世界共通の「子供は楽しいけど大人が怒るやつ」
自分が幼い頃の記憶にも見つけられそうな気がしてほっこりしました。

ジョージの細かな動作がアニメーションで 描かれているのが見所ですね。
ジョージの動きは人間の子供そのもので、かなり擬人化されていますが、喋ることはありません。
全部ボディランゲージ。
だから、伝えたいことは全部アニメーションの動きで表します。
音声や映像効果などが補助的役割をしますが、基本ジェスチャーだけ。
豊かで丁寧な動作で楽しませてくれます。
この辺はトムとジェリーとかウサビッチの系統でしょうね。
萌え系美少女とかイケボで魅力を引き出す日本のアニメとはまた違います。
日本のアニメも歌って踊らせればすごいんだけどね。
気持ちの表現は、ちびまる子ちゃんみたいに顔の線が入ったり水滴が頭に張り付いたりするなど漫画的な表現が多いですよね。
日本人は日常生活ではボディランゲージしないからね。

キャラクター造形は CG のような手書きのような不思議な風合い。
表情の作り方がミッキーマウスの方向性に寄せられていてあまり好みではない。
エンディングのイラストは可愛かったんだけど。
あの絵柄をアニメーション動かせっていうのは無理があるか。
自転車を漕いでいる姿なんか、足が人間と同じくらい長くてそりゃ無理があるだろうと突っ込んだのは内緒。
人間の子供みたいになんでも人の真似をしたがるおさるの話なんだから、人間と同じ動きができなきゃ困るっていうのはあるんだけど、なかなかに頑張って 猿の可愛らしさを守ったまま人間に寄せている。
アニメと絵本とどっちが好みかといえば、圧倒的に後者の絵本。
ひとまねこざるというシリーズらしい。

www.iwanami.co.jp


最後は博物館の展示物のロケットに乗り込んで宇宙に行くと言うリアリティ崩壊の終わり方でした。
ジョージの無謀な挑戦にも黄色い帽子のおじさんはやめさせるのではなく、半ば呆れながらも付き合って宇宙まで飛んでいくのでした。
そのノリが非常にかいけつゾロリっぽかったので 不思議な気持ちだったのですが、そうか黄色い帽子のおじさん山寺宏一の声だった。

かいけつゾロリの原作の絵本でしたね。
不謹慎キャラの描きかたでお国柄を見るのは面白いかも。
日本にはおねがいマイメロディと言う不謹慎というか不条理アニメもありますが、 おさるのジョージとは系統が違うか。


www.poplar.co.jp