ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

会社四季報を眺める

めちゃくちゃ今更な正月の話です。
年末年始くらい少し変わったことをしてみようと 電子書籍を探しました。
紆余曲折あって、会社四季報と業界地図を選びました。

業界地図については以前に書いたので今回は四季報です。
購入したのは冬号だった けれどバタバタしている間に次の号が出てしまいました、というより時期が中途半端だったので春まで待ちました。


紹介しているのは Kindle 版。
字がめちゃくちゃ小さいので超拡大してご覧ください。


上場企業が季節ごと、年4回発表する決算の結果が掲載されています。
この辺の情報は広く公開されているので各種 Web サイトでまとめられています。
それらは無料で閲覧できるので お金を払って書籍で手に入れる必要は全くありません。

今回は年度末だし独特の雰囲気があるかなと期待するとともにロシアの軍事行動についてどの程度予測を盛り込んでいるのか気になったので春号も購入してみました。

結果としてはいつもの四季報の雰囲気。
そしてロシアの軍事行動による劇的な世界情勢の変化についてはほとんど触れられておらず、現実とはほぼ別の世界線で予測されてました。
これでは何の参考にもならぬ。


この本を人に勧められるかと問われれば、全くお勧めできません。
チャートを眺めていれば少しは楽しいかと思いましたが、最終的にはただの棒にしか見えません。
漢字辞典を眺めるのが好きな人は大丈夫かもしれません。

四季報には会社四季報オンラインという Web 版があります。
Web サイトでご覧ください。
基本的な情報だけなら無料でも読めます。

https://shikiho.jp/shikiho.jp


ただ本・電子書籍のメリットが何一つないとまでは言いません。
レイアウトが統一されていて欲しい情報が1ページに確実に掲載されています。
Web 版のようにあちこちスクロールしたりリンクをクリックして行ったり来たりという煩わしさはありません。
一覧できるのが強みです。
私が電子書籍で購入したのもそれが一番の理由です。
Web 版だと気になることがあったらクリックできちゃうから気が散って結局欲しい情報しか見てないのです。
一応全部目を通しておきたいという動機だとページをめくらないと進んでいかない書籍の方が優れてます。
そんな読み方をする方がレアケースですけど。
情報が更新されないのも逆に強みです。
例えば3年前に急騰急落している理由を知りたいとしたら、当時の四季報を開けば 四季報記者の寸評を読めば当時の空気感がわかります。
常に更新される Web 版では 古い情報は意外と弱い。

繰り返しますが書籍での購入はお勧めしません。
こんな学びを得るために4500円も投資してしまった。
お金の使い方がヘタすぎる。

yasushiito.hatenablog.com