ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

音声認識入力ソフトを調査する(再掲)

この記事は旧ブログからの転載です。記事にしたのは、 1年以上の過去のもので、内容は古くなっております。この記事に興味が方は、Windows 7標準搭載の音声認識を試す(再掲) - ぺんちゃん日記ドラゴンスピーチを使ってみる(再掲) - ぺんちゃん日記もご覧ください。

Windows 7音声認識は実用レベルにないと言うことで、市販ソフトを調査する ことにしました。 音声認識ソフトは何種類か市販されています。有名どころではドラゴンスピーチ とアミボイスでしょうか。だいたい2万円程度の商品です。おそらくこういった市販品の方が精度が高いと思われます。

音声認識ソフト AmiVoice SP2 USBマイク付

音声認識ソフト AmiVoice SP2 USBマイク付


どちらのソフトもそれなりの値段になるので余程の新しい 物好きでない限り、気軽に買えるものではなさそうです。デフレの申し子としましては、ダメもとで買ってみると言うわけにはいきません。ということで相当入念にユーザーレビューを調査しましたが、どちらのソフトも賛否両論がはっきりしすぎて使えるのが使えないのかいまいち判別ができません。どちらのソフトも全く使えないという人も あればものすごく便利だという人もあります。一般的なソフトであれば体験版があるので、実際に使って試すことができますが、この手のソフトに体験版というのはありません。

結論は出なかったのでダメ元で買うしかありません でした。なぜこんなにユーザーレビューにばらつきがあるのかを考えてみましたが、こっち方面のソフトは技術的に日進月歩のところがあって、やっと最近は使えるレベルになってきたのでしょう。ほんの数年さかのぼった記事であっても、正確な現状を反映しているとは言えないかもしれません。

ダメ元で買ったのがドラゴンスピーチです。なぜアミボイスが候補から外れてし まったか、と言うと、ライセンスの違いでした。

ドラゴンスピーチはユーザーに対するライセンスで、同じユーザーが使うなら複数台のコンピュータにインストールすることができます。しかしアミボイスはコ ンピュータに対するライセンスです。同じコンピューターなら何人でも利用できますが、違うコンピュータにはインストールすることはできません。私の利用用 途は2台のマシンを使い分けるので、アミボイスだと2本のソフトを購入しなけれ ばなりません。他人に使わせる予定もありませんので、ライセンス的にはドラゴンスピーチの方が使いやすいです。ライセンス面を考えれば、おそらくほとんどの個人ユーザーはドラゴンスピーチの方がいいでしょう。ドラゴンスピーチはTwitterFacebookに投稿する機能を搭載しているところからも、個人での利用を強く意識していると思います。一方アミボイスはオフィスなどで1台のコン ピュータを不特定多数の職員が使うような利用の仕方を想定しているのではない かと思います。官公庁なので導入事例が多いのは、そういった理由からでしょう。

私はこういう流れでドラゴンスピーチを買いました。金銭的に両者を買うわけにはいかないので、アミボイスを使うことができませんが、おそらくアミボイスも遜色ない実用性を備えている…と私は考えています。どちらを選ぶかはほとんど好みの問題ではないでしょうか?