ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

ドラゴンスピーチは動作が重く不安定

ドラゴンスピーチを使うようになって、テキスト入力ほとんどはこのソフトで行うようになりました。それまではGoogle IMEなどの補完機能のついた入力ソフトを利用してきましたが、これらを使う事はほとんどありません。新しい単語を辞書登録するために使う程度だと思います。存分に利用しているものの、だからといってドラゴンスピーチに満足しているかと言うとそうでもありません。ドラゴンスピーチのレビューのうち、よく聞くのが動作の重さと安定感ですが、やはり私もそこに少々不満があります。そこで今回は、どの程度、どのように問題があるのか、それをどのように回避しているのかを書いていきたいと思います。

ジャストシステム ドラゴンスピーチ11J 通常版 ヘッドセットマイク付

ドラゴンスピーチは起動が遅い

Yes 。ドラゴンスピーチは起動と終了にそれなりの時間を要します。プログラム開発に使うマシンなので、目に見えて貧弱なマシンではありませんが、それでも十秒程度の時間はかかります。私は滅多にマシンをシャットダウンしないので、いちど起動すれば悩まされる事はありませんが、マメにシャットダウンする人には辛いかもしれません。あと、ドラゴンスピーチがクラッシュした後で再起動のために待たされるのは割とストレスです。

ドラゴンスピーチは動作が重い

Yes 。しゃべったそばからテキストに変換されて出てくると言うほどキビキビはしていません。話し終わってから1秒程度、間が開きます。話し終わるまで変換されませんから、自分の話がどのようにテキストになるかを途中で確認することはできません。確認するには、いちど話を止めて変換結果を確認する必要があるのです。ですから、頭の中のイメージを次々に長い長い文章にしていくタイプの人には使い辛いかもしれません。これはソフトの動作速度ではなく、変換方式の問題なので、コンピュータを新しく買い換えても解決しません。私の場合は、それほど頭の動きは早くないのでぽつりぽつりと入力しているので問題になることはありません。

ドラゴンエディタは動作が重い

Yes 。千文字を超えたあたりから徐々に動作が重くなってきます。特にキーボードの矢印キーを使ってキャレットを操作する動作が目に見えて遅くなります。あまりに長い文章を扱うと動作も不安定になるのでお勧めできません。私の場合は段落一つ分を入力したら修正して、他のテキストエディタにコピペします。どちらかといえば能率が上がらないやり方ですが、もっさり動いた後にクラッシュしてデータを失うよりは効率いいです。

ドラゴンスピーチは動作が不安定

Yes 。ドラゴンスピーチで入力していると、突然、ドラゴンがbusy状態のまま反応しなくなることがあります。どうもシステムリソースが不足してバックグラウンドで何かをしているっぽいのですが、その間(1分程度から数分まで)入力できません。どのタイミングでこの状態になるか、ユーザからは知る事はできません。もちろん回避することもできません。頭の中の言葉をこぼさないようにしたいのに、こんな状態になってしまうと使い物になりません。私の場合、頭の中から溢れるほどたくさんの言葉をストックできないので、どうせドラゴンが待機状態であっても大したことを入力できないだろうと割り切っています。締め切り前で焦っている人にとってはたまったもんじゃないでしょうね。

ドラゴンエディタはよく落ちる

Yes 。ドラゴンはbusy状態のままクラッシュして帰ってこないことがあります。数分待たされて、結局クラッシュとか最悪です。クラッシュすると入力中のテキストは帰ってこないので、特に長文をこねくりまわしていたときには悲しいことになります。いきなり落ちることもありますが、余裕を持って落ちるときは、スクリーンショットを撮って画像にして救出します。たとえ画像であっても、それを見ながら読み上げればかなり楽になります。スクリーンショットは、キーボードの print screenキーで撮ることができます。キーを押しても見た目に反応はありませんが、ペイントツールなどで貼付ければ確認できます。

ドラゴンエディタはキーボードを操作すると格段に不安定になります。大抵のクラッシュはキーボードを押した瞬間におきます。音声入力とマウス操作を行っている限りは案外落ちません。細かい修正はキーボードを使うのが簡単なのですが、うまくいかないものですね。誤変換が起きるときは大抵文節の区切りがおかしいです。ドラゴンが単語を正しく認識できず、一つの単語を複数の言葉と認識したり、それとは逆に複数の言葉を一つの単語に認識してしまったりするわけです。認識が間違っているので、マウスで選択しても、話し手が思ったようには選択してくれません。そこでキーボードを使うわけですが、キー選択では、ドラゴンの意向を無視して一文字単位で選択できてしまうので、ドラゴンに怒られるといった流れなのだと思います。 shiftキーやctrlキーで落ちた経験はないので、おそらくそういったことが思います。いずれにせよ、キーボードによる操作を行う場合には細心の注意を払った方が良いでしょう。

もう一つ、ドラゴンエディタが落ちる必殺パターンがありまして、よそのエディタからテキストをコピペしてきた場合に、よく落ちます。これはドラゴンが管理していないデータを持ってくるわけですから、まぁ事情はわかります。普通のテキストを持ってくる限りは、そう簡単に落ちたりがないのですが、記号まじりのテキストだと結構ヤバイです。私の場合、プログラミング関係の話題を入力することが大半なので、数字と記号が混じる事は避けられません。結構痛いのですが、何とかかわしています。プログラム部分はどちらにせよ、プログラムのファイルから持ってくるものなので切り離せます。名称なのは「それ」や「これ」で代用しておいて、後から個別にコピペしています。それほどナーバスになることもないように思いますが、クラッシュするとそれなりに面倒なので遠回りしています。

ドラゴンスピーチは使い物にならない。

No 。弱点を押さえておけば、キーボード入力よりもよっぽど早く入力できます。私の場合は入力装置よりも出力側の方が断然ボトルネックになっています。次々と言葉があふれだす人を除けば、大抵の場合、人間側の発生(発声)が負けることになるでしょう。ただし、テキストの品質に関しては話は別です。それはまた別の機会にします。