ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

ドラゴンスピーチを使ってみる(再掲)

この記事は旧ブログからの転載です。記事にしたのは、 1年以上の過去のもので、内容は古くなっております。この記事に興味のある方は、前々回前回の記事も合わせてご覧ください。


ドラゴンスピーチが届いたので早速インストールしてみました。結論としては十分な性能が出て、実用に耐えるソフトでした。今のところ良い買い物だったと思います。まぁ迷っている方はそれほど不安になることはないと思います。

この記事は、ドラゴンスピーチを使い始めて2週間程度してから書いています (もちろんこの文章もドラゴンスピーチで入力しています)ので、紆余曲折を書いていきたいと思います。

ドラゴンスピーチを初めて起動するとき、マイクの設定をします。ここでは数行程度の文章を読み上げることで、マイクのパフォーマンスが最も高くなるように調整します。マイクの接続さえうまくいっていれば、もうこれだけですぐに音声を読み取ることができます。ドラゴンエディタを起動してマイクを読み取る状態にすれば、キャレットの下にドラゴンのロゴが表示されて、準備オッケーです。大抵の日常会話は何一つ学習をさせなくても文章にしてくれるでしょう。

もし、マイクの品質が悪いようならマイクの設定でドラゴンスピーチはそれを警告します。そしてさらに数行程度の文章を何種類か読み上げるようにユー ザーに促します。私の場合、 ここで失敗して、追加読み上げコースに入ってしまって、少々難渋しました。Windows 7音声認識を確かめるために購入したBluetoothワイヤレスマイクを利用してドラゴンスピーチを使おうとしたからです(もちろん、ドラゴンスピー チはBluetooth のマイクにも対応しています。)。なぜわざわざこんな茨の道を通ろうとしたのかというと、私は自分でマイクを着脱できるわけでないのです。ドラゴンスピー チ付属のマイクを使うのは簡単ですが、これだと線に縛られて身動きできなくなるのです。そう、付属の マイクはUSB接続の有線なんですね。後に付属のUSBマイクを接続してみたところ、ずいぶん調子が良かったので、ちゃんと付属マイクを使う人はスムーズに導入できるかと思います。

さて、ドラゴンスピーチの実用性ですが、そのキモはマイクにあります。マイクが拾う音声の品質が音声認識の精度に大きく影響します。これは大げさな話ではなく、マイクの位置が地元から数センチずれるだけでも全く認識をしなくなるくらいに重要です。ユーザレビューみますと滑舌が悪いから読み 取らない、声の質が悪いから認識してくれないなどの意見が見られますが、私の経験では結構いい加減な滑舌でも適当な発音でも十分に認識します。 まぁYouTubeにでもムービーをアップロードしておきましたので、私の滑舌がどの程度かはそちらを見れ ばわかるでしょう。

音のひらがなを漢字に変換する精度ですが、これも十分実用に耐えるレベルと言えるでしょう。あまりに短い単語だと変換に失敗することもありますが、ある程度の長さがあればほとんど間違うことなく変換します。

入力のスピードですが、本当に早いです。特にTwitterのような、意味さえ通れば 少々の違いは問題にならないような文章を入力するは尋常じゃないくらいのスピード上げます。キーボードでは絶対に勝てません。ネットスラング なんかも案外強いです。 gdgdとかwktkとかDQNとか普通に変換します。「お茶どぞー」と言うと「つ旦」が変換できたりします(ちょっとどうかしているレベル)。 ただし、語尾を変えたり、ダジャレのような事は向いてないと思います。まだ 試したわけじゃないけど。

それでも不安な方には一応ネガティブな情報をお知らせしておきましょう。

先ほどマイクが重要だという話に触れましたが、マイクが拾う音声の品質にネックがあるなら、 当然ノイズが問題になります。つまりドラゴンスピーチを使う周辺の環境にも性能が大きく左右 されるということです。周辺が騒がしい環境では、思ったような性能が出ないです。 これはマイクの感度にもよりますが、スリッパの足音、ドアの開閉音、 犬の鳴き声などを雑音として拾ってしまうこともあります。また、生活空間を共有する場合、 同じ部屋にいる人の声にも注意を払う必要があるでしょう。ザワついたオフィスやテレビ・音楽を聴きながらの利用を想定する方は気をつけたほうがいいかもしれません。

日本の住宅環境では静かな部屋を用意することが難しいので、このへんのところは意識しておいた方がいいでしょう。

もう一つ問題があるとすれば、ソフトの安定度でしょうか。丸一日使っているとなんだかんだで1度くらいは落ちたりします。修正したり単語を登録しまくった後落ちられるとそれらは全部飛んでしまうので大変な事になってしまいます。この辺はマシンのスペックにもよるのでしょうか? 。まあ時々プロファイルを保存することをおすすめします。