ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
無事に年を跨ぐことができました。

今日は豪華なおせちを食べました。
昨日の年越しそばはなかなか本格的な海老天が2本も載っていましたが、正月のおせちもなかなかの本気ぶり。
どれをとってもフェイク食品ではなく、正月用の素材が使われていました。
かまぼこが正月向けの本物だったことは驚きました。
中央に立派なブリが二切れ入っていました。
残念ながら私の地方には正月にブリを食べる習慣はないので「花形」ではありませんでした。
たつくりはしらすサイズでしたが、私の好みはもっと大きい、そして歯に刺さるほど硬い。
正月料理は地域ごとに違いがありますからね。
めでたいムードで赤飯までついていました。
明日のために半分くらいとっておきたかったところ。

もちはまだ食べていません。
私にとって、正月の餅を安全に食べ切ってからが正月です。


さて、ここからは健康の話。
正月早々からお尻が痛いです。
本当のことを言えば一週間前、昨年末から痛かったのですが、日に日に痛みが増してきて限界が近づいてきました。
場所は尾てい骨の先っちょ。
お尻の穴のちょっと上です。
ロホクッションの潰れ具合とお尻の形がフィットした結果、その一点に集中して上半身の体重が乗っかってるようです。
特にリクライニングを傾けると、体が滑り落ちる力が相まってぐりぐりぐりっと痛みのツボをプッシュされます。
目立った外傷はなく、しこりのようなものでできている様子。
内部的な問題か………。

そして、もう一つ。
こちらは重大な話。
白血病の治療方針で大きな決定を行う予定です。
天国か?それとも地獄か?
努力でどうにかなる話ではありませんが、こればっかりは神様にすがる思いです。
詳しくは2月以降になると思います。

リモート飲み会デビュー

今年話題となったリモート飲み会にやっとデビューしました。
ヤッター、私にも相手してくれる友達がいたよ。

簡単なようで難しいのがリモート飲み会。
飲み会と言うからには、ある程度の人数が集まらないと。
リモートでもいいから集まるべき理由と人数がない限り経験できないのがリモート飲み会であります。

相手は学生時代の友人達。
かつては毎年必ず季節のイベントに集まっていました。
懐かしいなあ、楽しかったなー。
学生の頃から継続していたので、今年が29回目のようです。
今でも友人達は集まっていますが、私が田舎に移住して参加できなくなりました。

今年はコロナ禍の影響で残念ながら例年と同じ形式での忘年会は中止、代替としてリモート忘年会で実施。
となったおかげで、これまで参加できなかった私が逆に参加できるようになりました。

瓢箪から駒ってやつ。

私は寝る時間が早いので挨拶程度の時間しかありませんでしたが、それでも何気ない話題にほっこりしました。
皆さん仕事ではリモート会議を普通に使っているようですが、自宅のプライベート空間でやるのは初めてだったみたい。
私も家族とは一対一でやり取りしていますが、みんなで集まってというのは初めてね。

みんな各自の近況を報告し合います。
みんな家族と仲良くやってました。
やっぱり話題は健康と子供たちの進路でしたね。
面白いことに飲み会、忘年会と言いながら誰も飲んでいません。
食べてもいない。
昔と同じようにお酒のない忘年会が続いていました。
政治家たちの肝臓と胃袋には敬服しますわ。


今年一番だと思ったトレンドワードは。
「今年はコロナのせいでどこにも旅行に行けなかったから写真が1枚もない、よって年賀状に入れる写真をなければコメントもないから年賀状やめようかな?」
でした。
確かに旅行にでも行かない限り家族で写真を撮らないもん。
会えない代わりに年賀状と思いきや、縮小方向になるとはね。


時間は限られていたとはいえ良い刺激になりました。
世の中の空気感も少しつかめました。
これからも私はリモートで参加したいと思います。

そろそろ今年のぺんちゃん日記を振り返っておくか

コロナ禍の1年もいよいよ押し迫ってまいりました。
昨年に続いて年末で今年を振り返ります。
ずっと閉じこもっていたとはいえ、いろいろ変化があった1年だと思います。


まずは更新の実績。
サイドバーの月間アーカイブを参考に月ごとの記事数を表示しました。

1月 23
2月 22
3月 16
4月 15
5月 14
6月 13
7月 15
8月 14
9月 3
10月 13
11月 16
12月 16

12月は今朝の時点です。


気が向いた時に更新するスタイルですが、なんだかんだ言って月の半数近くは更新していますね。
自分の中では予想外の健闘したと思います。
9月が極端に少ないのは入院したためです。


読者数は71。
倍増とは行きませんでしたが、少しずつ数字を伸ばしています。
アクセス数は聞かないでw。
一応去年の倍くらいにはなりましたので伸ばしていることは間違いないです。

入院回数は一回。
半年に一度の入院ペースでしたが、暖冬だったためか冬を乗り切りました。
夏も乗り切ったかと思われましたが、油断しました。

今年から Amazon だけでなく楽天アフィリエイトも始めました。
お菓子など飲食については Amazon よりも楽天の方が充実しているので始めました。
ただ、ほとんど紹介できていませんけど。

年初に決めた目標は入院しないような健康的な生活をすることと、目標を失わず常に取り組むべき課題を探すこと、常識人として季節の節目節目にお世話になっている人へのお礼を忘れないことでした。
全部きれいさっぱり忘れてしまって実行できませんでした。
コロナ禍で季節感全くなかった上にステイホームの協力のために無駄な通販を控える圧力があったのが要因だと思います。


では一か月ごとに振り返ります。

1月は Radiko でラジオを聴く環境が安定してきたことで、お気に入りの番組紹介に力が入っていました。
相変わらずAutoHotkeyで PC 環境を改善する試みは続いています。
ゲームのプレイ動画も投稿されていて、幅広い活動で充実していたようです。
まさかこの後あんなことになるとは………。

2月はゲームに力が入っていたようです。
この時期には既に外出自粛の要請がかかっていたのですが、理由はあくまでもインフルエンザに備えてです。一度は解除されたものの、いよいよ新型コロナウイルスが世間を騒がし始め、そちらの方で自粛が始まりました。
AutoHotkeyスクリプトの動作の様子を説明するために動画の撮影に挑戦していますが、結果としてはうまくいきませんでした。

3月には 新型コロナウイルスの動向にヤキモキしています。
そんな中、何年ぶりかで歯科クリニックで歯石除去のクリーニングを受けることができました。
イソップ寓話を購入して読書習慣を, 動画配信サイトで映画を見ることにも挑戦しました。
この時点で巣ごもりに対して覚悟ができて新しい挑戦を始めたということですね。

4月5月には緊急事態宣言が大きな話題となって、病院受診を家族に代行してもらうほどにビビってました。
何の話題性もない GW を乗り切るために映画ばっかり見ていました。

6月にはノート PC がお茶をかぶって死亡しました。
不幸中の幸いと言うべきか、タブレットで最低限の情報収集とアウトプットはできました。
映画鑑賞が習慣になってきたので活動名称として「眺めの会」と呼ぶことになりました。

7月は古い PC からデータを救出して新しい PC に移す作業が大変だったようです。
自分のラジオ聴取の音体験が非常にチープであることに気づいてイヤホンなど音環境を改善しました。

8月は PC 環境の改善の話が多かったです。
一応夏休みっぽい話題もあったかも。

9月は入院。
WiMAX の設定ミスで速度制限がかかってしまい、ネットもできず。
残念賞。

10月は映画を見たりイソップ寓話を読んだりコンテンツを楽しむ話題が中心です。
Auto hotkey の話題が激減しました。

11月は食べ物の話。
娘が修学旅行に行くなど、旅行のお土産の話題が多かったです。
長い長い面会禁止のストレス緩和のために施設もいろいろイベントを行ってくれました。

12月には習慣化していたイソップ寓話を読み終えました。
毎日少しずつ本を読み進めるのは楽しいことに気づいたのでした。



一年の中でも少しずつ取り組みが変わっていますね。


新しく始めたことについてはブログの記事に残りやすいので、やらなかったことについても振り返っておきます。

AutoHotkeyを使って PC 体験を改善する活動はかなりネタ切れしました。
PC がぶっ壊れたせいで新しい発見もあって PC 関係の記事はそれなりにありましたが興味はかなり薄れました。

夢中になっていたゲームは後半で急に失速しました。
アイギスは5年近く楽しませてくれたゲームでしたが、 PC が壊れて遊べない間にすっかり腕が鈍ってしまって急に面白くなくなりました。
その後はログインすらしていません。

空いた時間に入った娯楽がビデオオンデマンドと電子書籍でした。
本当は家に帰ったり、外出して食べ歩くなどでお金を使う予定でした。
コロナのせいで全部中止!
家族との時間を記録出来ませんでした。
外の空気を吸ってリアル社会とつながることもできませんでした。
頑張って物欲を奮い立たせていますが、それでも欲しいものが全然見つからない。
なんでもいいから自分のためにお金を使って楽しまないと心が死んでしまいます。
特に今年は10万円給付金もあったのに!
ステイホーム中にできることと言ったら Amazon プライムでビデオ鑑賞するくらい。
これらは年末まで継続して続いているので、来年にも行われると思います。
映画鑑賞は2週間に1度ですが、感想文を書くために3日程度かかります。
その合間に読書して感想文を書きます。
そうでもしないとブログのネタが全くありません。
問題を発見して解決することが自分の本領を発揮するべき領域だと考えていましたが、今の私にはパワー不足。
定期映画鑑賞会のように、一定期間に強制的にテーマが与えられる取り組みの方がずっと楽でした。

これは新しく始めたことですが、今年からは番組宛てにメールを投稿するようになりました。
お気に入りの番組が突然終わってしまう悲しい出来事も経験してしまいました。
これまでも番組の感想は Twitterハッシュタグでアウトプットしていたつもりですが、それだけでは力不足だと痛感しました。
採用率は多分まあまあで、月一回くらいのペースで何らかの番組で選んでもらってます。
個人的には非常に大きな成功体験なのですが、ブログには全く現れていません。
その他ラジオ番組の有料イベントにも参加するようにしました。
コロナ禍の中で私の追い風になったのは Web 配信が一般化したことです。
これまで絶対にいけないと諦めたライブイベントの空気に触れることができるようになったのです。
ライブの内容にどこまで触れて良いのか、さじ加減がわからないので全く話題にしていません。

こうやって振り返ってみて、今年は良くも悪くも専門性を失った1年だったと感じました。

眺めの会(定期映画鑑賞会)12月下旬 トイ・ストーリー4

もう(すぐ)クリスマスだし。

いよいよ年末が迫ってきました。
つまりもうすぐクリスマス。

何言ってんの? クリスマスは終わったでしょ? おじいちゃん、しっかりしてよ!

はい...時空が歪んでおります。
鑑賞したのは一週間前の 12月19日、12月下旬の眺めの会です。

今回は季節に合わせてクリスマスらしいタイトルを探してました。
家族で楽しめるような明るいハッピーなやつがいいな。
特にアニメーションを見たい気分。

といっても映画弱者の私、「それならこれだ」というタイトルは出てきません。
世の中ではクリスマスになる度にラピュタを見てバルスバルスと騒ぐイベントもあるようですが、私にはクリスマスとラピュタが繋がらないです。
かといってダイハードのような激しいアクションは子供向けじゃないし。
もちろん自分一人で見るんだから気にすることはないんだけど、一応そういうテーマですから。

もっと夢があるやつがいいなと 検索リストをグリグリ眺めていたら、トイストーリー4が出てきました。
おもちゃの映画なんてクリスマスらしいじゃない!?
よしこれで決定。



今回のプラットホームはアマゾンプライムビデオです。
HD 版で吹き替えです。
この手のアニメーションでは字幕か吹き替えかは悩みの種ですが、このシリーズは吹き替えで間違いない。
有料コンテンツですが、約200円程度と少し安め。
もちろん全年齢 OK です。


トイ・ストーリー4 (吹替版)

トイ・ストーリー4 (吹替版)

  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: Prime Video

トイ・ストーリー4。

2019年にアメリカ合衆国で製作された CG アニメーション長編映画
ジャンルはコメディ・アドベンチャー
1995年に公開された『トイ・ストーリー』から続くシリーズ4作目となる作品。
前作の『トイ・ストーリー3』以来9年ぶりの新作。

監督はジョシュ・クーリー、脚本はステファニー・フォルサム、アンドリュー・スタントン
声の出演は唐沢寿明所ジョージ戸田恵子など(日本語吹き替え版)。
上映時間は100分。

あらすじ。

おもちゃのウッディとバズたちの持ち主は、ボニーという女の子になっていました。
女の子ということもあってか、男の子向けのおもちゃであるウッディやバズは出番が激減していました。
そんな中ウッディは、両親から保育園デビューを告げられて不安がるボニーにくっついて 保育園に行きます。
ウッディの見えない助けを借りて、ボニーは先割れスプーンなどを組み合わせて「フォーキー」 というおもちゃを作って乗り切ります。
新しい仲間が増えたおもちゃたちはボニーに連れられて移動式遊園地に出かけます。
その遊園地の前のアンティークショップに入ると、壊れて上手にしゃべれない人形のギャビー・ギャビーに出会います。
ギャビーギャビーはウッディのボイスボックスを見つけるや、強引に奪おうとします。
ギャビーギャビーは仲間のフォーキーを人質にとって交換条件を出します。
フォーキーは仲間というだけでなく、今のボニーにとっては保育園に行くための心の拠り所です。ボニーのためにも絶対に失うことはできません。
ウッディは困り果てましたが、店の中で別れた仲間、ボー・ピープと偶然にも再会します。
ボーピープの手を借りてウッディと仲間たちはフォーキーオ助けようとします。

見終わった感想もちろんネタバレあり。

そもそも前作を見ていなかった。

トイストーリーシリーズ、20数年前に衝撃を受けました。
フル CG のアニメーション映画があまりにも画期的で、しかも非常にクオリティーが高かったのでした。
しかし、前作の3に関しては見た記憶が定かではありません。
見たような見なかったような?
もちろん1と2の内容もきれいさっぱり忘れていて、ウッディとバズがイチャイチャしてんなぁくらいのイメージしかありませんでした。
強い思い入れはないので、あのキャラが出ていないとか、前作の設定とは違うとか、細い食い違いがあったとしても全くわかりません。
反面「これ誰?」と忘れているキャラクターはあります。
ひどいことにボー・ピープの存在を忘れてました。
そんないい加減な人の感想です。

ドタバタ感があふれる刺激の連続。

とにかくドタバタしていて刺激が強すぎて、ずっと振り回されているような感覚でした。
うんうん、子供のペースってこんな感じ。
映画を見ているというより、子供の遊びに付き合わされている気持ち。
面白いけどヘトヘトなんだ。
もうこのペースにはついていけない。
掛け合いのスピード感が半端なくて、話の展開も目まぐるしいかったです。
話も二転三転してどこに着地するのか全く予想がつかずにドキドキしっぱなしでした。
子供にはちょうど良いバタバタ感なんでしょうね。

見終わった後には、なんとなく楽しかったことだけは覚えているけど何にも残っていないくらいの頭悪い楽しみ方でちょうどいいと思います。

子供になりきれないとちょっときつい。

前半は子供になった気分で頭空っぽにしていたので楽しかったのですが、途中で体力が尽きて子供になりきれませんでした。
スカンクの暴走で目が回っちゃって。
後半からは 筋書きとか裏に流れるテーマを読み取ろうとしてしまって楽しさが半減してしまいました。
もちろんボンクラぶりを晒しながら、わちゃわちゃするそこはとても楽しいのですが、集中力が集中力が切れた瞬間に大人目線が入ってしまいます。
残念なことに、もやっとしたり、ぎょっとしたりする場面にも出くわしました。
今振り返っても野暮すぎるのですが、アップデートしきれていないおじさんには、作り手が若者に伝えたかった新時代の倫理観についていけませんでした。
こんな結末でいいの?
トイストーリーにはドラえもんみたいな「一生終わらない俺達の楽園」を期待していたのですが、おもちゃに人生を重ね合わせすぎた結果、 キャラクターたちが自分たちの人生を歩み出しちゃって 我々の手の届かない所に行ってしまったような気がしました。

ストーリーにはやや不満。

おもちゃは買い与えられるものではなく自らの手で作るもの。
ゴミを組み合わせて工作したフォーキー、大人どころか同じ年頃の友達が見てもガラクタにしか見えない物体ですが、作り出したボニーにとっては大切なおもちゃです。
確かに子供の頃を思い返してみれば、既製品のおもちゃよりも自分で作ったものの方が愛着がありました。
みんなからはゴミだと思われていても本人に愛着があるのならば立派なおもちゃです。
そんな形で生まれたフォーキーとウッディの心が通い合うまでのトイストーリーだと、序盤の段階では期待したのですが、そういう話ではなかったようです。

フォーキーが人質にとられて、別れたはずのボーと再開してからは主役交代。
ボーの大活躍はウッディすら脇役に追いやってしまいました。
ボーの活躍が何とも鬱陶しくて「この女うぜえ」と思うこともしばしば。
ボーのキャラクターがおもちゃらしくないんですよ。
トイストーリーの面白さて、おもちゃたちが自分の特有のギミックをフル活用して危機を乗り切る、能力バトルにも通じる奇想天外さだと思うんですよね。
犬のおもちゃは胴体のスプリングを利用して仲間を助けますが、これは本物の犬ではできない。おもちゃだからこそできる夢です。
そういった特徴が長所になったり短所にもなるところがおもちゃの愛らしさだと思うんです。
しかしボーの特技はステッキと人生経験。
普通の人間とほとんど変わりません。
こういう話ならトイストーリーじゃなくても作れるでしょ?
むしろ活躍するヒロインの映画はみんなこんな感じじゃない?
こういったヒロインをわざわざトイストーリーで描く必要を感じませんでした。
ボーのおもちゃ離れした人間的なキャラクター性に違和感を感じて、ボーが活躍するほど白けてしまいました。

おもちゃが動いているところを人間に見られてはいけないというルールがありますが 、それとは別にもう一つ、おもちゃが人間になってはいけないというルールがあると思うんです。
ボーはそれを勝手に乗り越えてくるんですから、トイストーリーじゃないですよ。
だから SF のアンドロイド の話のような結末に向かってしまうのだと思いました。

ウッディの心の内なる声もギョッとさせられました。
自分のアイデンティティとも言える大切なボイスボックスを、手段を問わず強奪しようとする相手でも、かわいそうだったら譲り渡せるんだ1? 反省もしてないのに?
子供はおもちゃをなくすものだとはいえ、持ち主と別れて野良おもちゃになるとは思いませんでした。
捨てられる辛さを知っているウッディが仲間を捨てる側に回るんだ!?
恋人と一緒にいるために?
長く生きていれば必ず別れがやってくる。
人生とはそういうもの。
だけど、世知辛くありすぎませんかね。
元の持ち主との思い出も、ボイスボックスがなくたって自分の胸の中には生き続けていると言えるのですけどね。
こっちはアホな頭で見ているんだから、アホでも分かるように説明してくれなきゃ困るよ。

ファンタジーとリアルのギリギリの攻防。

いっぱい声が出るバズが内なる声を聞きながら行動するのは面白かったです。
しかし、パパのキャンピングカーの出発を止めるためのくだり、全くバズというおもちゃらしくない言葉を喋るのはいかがなものでしょう?
確かに機転は効いているのですが、 「人知れず」のラインを越えていると思います。
もちろんカーナビの声も。
コメディってことで突き通してますが、普通に心霊現象ですよ?

そしてスタントマンのデューク・カブーン。
楽しみにしていたおもちゃが期待していたものと違ってがっかりしてしまうことはあるあるなのですが、それを「あれは CM の演出だから」と言い切ってよかったのでしょうか?
クリスマスのサンタは大人の演出という話まであと半歩のところまで踏み込んでしまって「おい!」と突っ込んでしまいました。

おもちゃのやることだからって無茶しすぎでしょと思ったところ。
腕がもげるとか、猛獣に食い散らかされてスプラッタとか、体から内臓が飛び出すとか、すべて全年齢対象の表現なところが「おや?」と思いました。
おもちゃなら全部セーフなんだ。
問題視するわけではありませんが、 リアルラインを超えないようにギリギリ狙って作ってるなと思いました。

所々びっくりしたけど総合的には面白かった。

細かいところに文句たれてますけれども、ちゃんと面白かったです。
子供の頃の記憶を蘇らせるような「あるあるエピソード」が盛り込まれていて、 またあんな風に遊びたくもなったし、あの頃のおもちゃには申し訳ないことしたなと反省もしました。
おもちゃ体験談の中では、やりたいことを全部やりきったと思います。

ダッキーとバニーはキャラ立ってましたね。
おもちゃの世界にも面倒くさい奴はいて、ちょっと和を乱しつつもゆるくつながって暮らしてるところが窺い知れておかしかったです。

過去のしがらみを全部捨てて自由になったことで続編は作りやすいと思います。
仲間との再会のきっかけはたくさんあるし。
何年後かにはきっとパワーアップしたウッディが見られるんじゃないかな?

娘の誕生日にかこつけて本を送りつけた part 3

娘の誕生日だったので、ちょっと知的に暇つぶしできる本を送りました。
1ヶ月前に。
クリスマスはどこ行った?

第2弾では『文豪たちのずるい謝罪文』を送って駄目な大人のダメな謝罪な仕方を学んでいただきました。

yasushiito.hatenablog.com


今回は『もっとヘンな論文』です。

もっとヘンな論文 (角川文庫)

もっとヘンな論文 (角川文庫)


著者はお気に入りのラジオ番組『東京ポッド許可局』でパーソナリティーをしているサンキュー・タツオです。
サンキュータツオはお笑い芸人であるとともに大学で教鞭をとるアカデミックな芸人です。

この本は前作『ヘンな論文』の続編にあたります。
前作は以前にプレゼントして娘の評判はよかったです。

ヘンな論文

ヘンな論文


発売後、気にはなっていたのですが、ポチッとする決定打がありませんでした。
しかし先日、これまたお気に入りのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』に著者のサンキュータツオが出演していて、『もっとヘンな論文』の内容を紹介していたので、良い機会だと思い選びました。


内容は「なんでそんな研究しようと思ったの?」と質問したくなるような意味がわからないような不思議な研究の紹介です。
例えば、夏目漱石が『坊ちゃん』を執筆するに至った松山への赴任。
実際に四国に渡る時にどの船に乗ったかを調べるといった研究です。
どの船会社の何時発の便でもどうでもいいじゃん。言ったことには変わりないんだろ?
と突っ込まざるを得ません。
他にも競艇場にはどのような人が行ってきてどんな利用のされ方をするのか生態系を調べた研究などです。
研究のために競艇場に足しげく通ったようですが、ただ好きだっただけなんじゃないでしょうか?

論文を読み進めながら適度にツッコミを入れて面白おかしく紹介しているわけですが、必ずしもからかっているわけではなく、専門分野を持つ各研究者の研究に対する情熱に対するリスペクトは忘れていません。
素人目には無意味な研究も、文化面においては確かな一歩となる、人類の豊かさを感じることができます。

くだらないことに情熱を注げるって素晴らしいと思いません?

Twitter送信スクリプトがメンテナンス不能になってトホホホホ………

これまでの経緯。

音声入力したテキストを CAS( Google apps Script)で摘出してtweetするスクリプトを運用していました。

eltestの Twitter ボタンをクリックすると、gasの API からテキストを受け取って、句読点やハッシュタグなどを処理しながらtweetしています。
ワンクリックで送信できるので便利。
ところが先日、動作しなくなって原因を調べたところ、 GAS の仕様変更ポイです。
まあそうじゃなくても仕組みが複雑すぎてメンテナンスが難しい。
ここで修正しても、いずれは 諦めなければならない時期が来そうです。

どうしよう?

このスクリプトのメリットは、tweet本文を入力した音声入力ウィンドウをアクティブにすることなくtweetすることができます。
つまり送信ボタンをクリックしたときに、 ウィンドウがパカパカ切り替わらないところです。
Twitter 送信の度にウィンドウが裏に回ってしまうとクリックが一回増えるんじゃないか?
ウインドウ切替して良いなら、クリップボードに転送すれば簡単にテキストを取得できます。

クリップボード経由での転送は取扱注意。
クリップボードには送信しちゃいけない内容がコピーされていることが度々あります。
住所とか ID とかパスワードなんてものも。
何かの拍子でそういうのをtweetしてしまったらやばいです。
送信後に自分のタイムラインを確認するわけでもないので、最悪の場合は気づかずにさらけ出し続ける可能性も………。
まあとにかくクリップボードから転送するのは危険。

取り込みと送信2段階に分けてみるか。

これまでeltestアプリでは Twitter ボタン一発で、テキストを取り込みつつ送信していましたが、2段階に分けて、取り込みボタンで取り込んでから Twitter ボタンで送信する形で仕様変更してみようかと思います。
ボタン一発の簡単さを失ってしまいますが、これまでも意図しない内容のまま送信してしまう事故もあったので、安全のためにも不便さは受け入れるべきかと考えました。

テキストをカットしてクリップボードに転送する処理は AutoHotkey で行います。
この場合、eltest側からはテキストのカットされた瞬間を察知できないので、完了の合図を待ちます。
ahkスクリプトクリップボードにテキストを確保できたら、eltestアプリ上でショートカットキー Ctrl + C を送信して、クリップボードの内容を受け取ってもらいます。
eltestアプリはテキストを受け取ったら、適度に変換してテキストエリアに 表示します。
Twitter ボタンは単純にテキストエリアの内容を Twitter に送信するだけ。

実装。

eltestはスパゲッティすぎて自分でも訳分かりません。
アプリケーションとメインプロセスで通信しながら動作するので、もうメッセージが足の踏み場もないほど散らばってます。

使用するボタンは3個。
まずは入り口、クリップボードボタンでテキストをカットする ahk スクリプトを起動します。
二つ目のボタン、 Translate ボタンでカットしたテキストを受け取って変換処理します。
このボタンは ahk スクリプトから Ctrl + C ショートカットでクリックできます。
そして三つ目のボタン、 Simple Tweet では textarea の変換したテキストを140文字単位に分けてtweetします。


混乱のもとになっているのがtweetクラス。
覚えているうちにメモっておきます。
本来はテキスト処理しつつ送信していたのですが、テキスト処理と送信を分けたので、全く送信の必要がないのにアクセスキーなどを渡して初期化しています。

Ctrl + C の動作ですが、ショートカットキーで発生するイベントの中でクリップボードを操作できないので一旦メインプロセスに送信、クリップボードを受け取ったら今度はメインプロセスからは入力フォームを操作できないのでアプリケーション側に Update-Message します。
クリップボードの内容を受け取るだけで3段階のメッセージ送信が必要なんだから足の踏み場もないのも当然ですね。

最後のハマりポイント。

eltestアプリが音声入力テキストを必要とするのは Twitter 送信だけかと思っていたら、ポーズキー長押しによる文字転送でも使っていました。

関係性を把握するのが大変でしたが、カット処理は pause 長押し処理の中に書いてしまって、 eltestに Ctrl + C で変換処理だけお願いすることにしました。
変換後の結果の受け取りはクリップボードで。
変換と同時に最終結果をクリップボードにセットするようにしています。

こちらの場合は貼り付け結果を必ず目視で確認するので、クリップボード経由でも大丈夫。

最終調整。

クリックしたときに何の反応もないと不安なのでtweetに成功したらテキストをクリアします。
これで二重送信が防げます。

テキスト取り込みについても同様に二重送信を防ぎます。
カットした内容が空っぽなら、 textarea を更新しません。

変更後。

アクティブウィンドウパカパカについてはほとんど気になりませんでした。
tweetする時は音声入力直後なので、音声入力ウインドウ最前面であることがほとんどです。
今のところは割と順調です。

今日は忘年会

最近何かと問題視されがちな忘年会ですが、我々は楽しみました。
残念ながら高級ステーキはなし、コンパニオンもなし。
日々と同じように食堂に集まっておとなしく?観客してました。
出し物は歌と楽器演奏が中心でした。
歌に合わせて踊っているのにおとなしくしてたらあかんやろ………?
と思いながらも、そんな情熱はすっかり empty。
花よりぼたもちの私としてはあったかい鍋が出てきてほしかったところ。
クリスマス会じゃないのでチキンもケーキも出てきません。
ただし白玉ぜんざいは出てきました。
これで1年も終わりだなぁ。