ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

ウッドプランクが次のブームだ!?

日本の BBQ 体験はまだまだ進化できる。

今年は梅雨が長引いてます。
梅雨が明ければいよいよ BBQ シーズンの到来なんですが。
日本のアウトドアレジャーも何度かのブーム到来で着実に進化して、燻製ダッチオーブンのようなこれまでになかったツールを使って 料理を楽しむことが当たり前になってきました。
それでもまだまだ海外の BBQ の"当たり前"を取り込みきれてなくてもったいないことをしてるんじゃないかと思います。
その一つがウッドプランクグリルというやつです。

ウッドプランクグリルとは。

ウッドプランクとはウッド=木、プランク=割るということで、直訳すれば板材のことです。
ホームセンターに売っているような木の板はみんなウッドプランクと呼ばれます。
木の板を焼く?
それって普通の焚き火のことでは?
それじゃ意味がさっぱり分からないので、ここらで動画紹介。
ウッドプランクを使った BBQ です。

適度に焦げた木材の上で肉や魚を焼く調理法ということですね。
燻製で スモークチップでいぶすのと同じ理屈ですね。

それなら燻製と変わらないんじゃ?
という突っ込みはありますが、板の上に乗せて調理することで直火に当てずに済みます。
つまり焦げ付かせずに適度な温度でふっくらと焼き上げることができるのです。
焼く前に適度な味と香りのついた水分を板に含ませているので、蒸気で蒸らす効果もあります。
さらに、板に乗っているので、見栄え良く盛り付けた形で崩さずに調理できる上に、皿の 代わりにもなります。

ワイルドさを備えながらインスタ映えの要素もある調理法ということですね。
これは流行る!

ウッドプランクグリルの楽しみ方。

ウッドプランクを入手する。

まずはウッドプランクを手に入れなければ始まりません。

ウッドプランクの材質は概ねスギ科の木材が多いようです。
たぶん燻製と同じように木の種類によって香りが変わるんだと思いますが、いたが取れるほどのサイズに育つとなると限定されてくるのでしょう。
サイズは載せる食材の大きさにもよりますが、ある程度の厚みがないとすぐに燃えて 熱量オーバーになります。

ホームセンターで売っている木材は安く簡単に手に入りますが、防腐剤などが含まれているので使わない方が良いです。
店頭では手に入りにくいので Amazon などの通販で手に入れるのが手っ取り早いですね。

1枚500円程度と少々お値段が張るような気がしますが、海外の相場を見ても大きく変わらないのでぼったくられているわけではなさそうです。
板は手入れされていれば2から3回程度繰り返し使えるので1回あたりの値段が食材よりも高いということはなさそうです。

グリルを用意する。

炭火で焼くためのグリルは普段使っているもので良いです。
ただし、煙と熱を回して加熱するスタイルなので 蓋が必要です。
七輪では代用が難しいかもしれませんね。
そんなでかい蓋なんてねーよという場合はアルミホイルなどで自作する手もあります。
もちろん、いたが余裕を持って入るスペースがあれば言うことはありません。
炭火から離して加熱することもできますので、より火加減の調節が容易になることでしょう。
というより直火の上でグリルしたら食材に十分火が通るまでにプランクがこげこげになるかもしれません。

下ごしらえする。

BBQ 始める1時間ほど前にウッドプランクをジュースに浸します。
ウッドプランクが十分に浸かる程度のバットにジュースを注いで 板に吸収させます。
ジュースの中身はお好みで。
単純に水でもいいし、塩水でもいいです。
りんごジュースやワインを混ぜているレシピもありますね。
板の上に重しをのせて沈めておくと、なお good。

レッツグリル。

濡らしたウッドプランクを炭火の上で2分程度両面焼いて予熱します。
肉魚などメインの食材を板に乗せたら、スパイスを上からふりかけて、ハーブを乗せると美味しくおしゃれに出来上がります。
脇に野菜を置いても良いですね。
蓋をして煙の様子を見ながら焼きます。
弱めの炭火で中心まで火が通るようにゆっくり蒸し焼きにします。
食材は途中で突いたりひっくり返したりしないです。
手順さえきちんと守れば両面ちゃんと焼けるはずです。
慣れないうちは熱が回り加減を見することもあるので、 肉の生焼けが心配な方は事前に表面だけ直火で炙ってもバチは当たりませんが。

手入れ。

使い終わったウッドプランクはたわしなどで水洗いして表面の汚れを落としたら、しっかり乾燥させて風通しの良い場所で保管します。
板の焼き焦げ加減にもよりますが、手入れをしておけば何度か繰り返し使えます。
焦げすぎてもう使えないと思ったら、 次回のバーベキューで薪として燃やしてしまっても良いですね。

もっと知りたい。

英語でよければ本場の人たちの YouTube 動画がいくつかありますので参考にすると良いでしょう。


ブログでよければ日本語の記事もいくつか見つかります。

ameblo.jp

こちらの方が圧倒的に詳しい。
悔しいビクンビクン。

興味が湧いたなら是非とも挑戦してみてください。