ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

『会社四季報 業界地図2023年』性懲りも無く今年も買った

23年度版も買っちゃいました。

今年も業界傷が8月下旬に出ましたね。
5年おきくらいに購入して変化を眺めれば充分!
とは思いつつも好奇心に勝てなかった。
脱コロナとかロシアのウクライナ侵攻とか激変する世の中で各業界がどう対応するのか見てみたくて。
なんて理屈をつけてますけど、結局こういう図解式チャートが好きなんですよ。
入院しちゃってタイミングが少し遅れましたが紹介します。

購入したのは Kindle 版。
東洋経済会社四季報のやつね。
似たようなやつに日経新聞があるからね。

流行は流れゆくもの。

注目分野の入れ替わりをざっくり眺めてみます。
メタバース、 NFT、エネルギー地政学、ESG 投資、代替肉 などが新しくピックアップ。
メタバースと NFT はあらゆる分野で取り沙汰されましたからね。
物価上昇とエネルギー問題が深刻すぎてぶっ飛びましたけど。
将来が期待されて注目度が高い分野ではありますが業績が伴っているとは限らない。

去年と見比べてみると、5G、半導体、 キャッシュレスなどが見当たりません。
下火になったというよりは安定路線に入ったと見るべきでしょうか。

今回気になったところ。

旅行、ホテル、レジャー、空運などコロナで撃沈した業界は9回復の見込み。
人手不足で DX 化が急がれる中で人材会社とコンサルが順調に伸びそう。

コロナで大打撃を受けている会社も少なくない中で利益率がべらぼうに高い企業もあります。
半導体のページでは米国のテキサス・インスツルメンツが売上高約2兆円に対して純利益約1兆円。
ここまで儲かるとぼったくりじゃないですか?
GAFAMのページでは アップルが売上高47兆円に対して純利益12兆円。
カプコンが GAME 部門の売上875億円に対して純利益453億円。
よく売れたんですね。

ヨーロッパ諸国はウクライナ侵攻したロシアに対して経済制裁を課しているけど、ロシアの石油天然ガスの売り上げの6割はヨーロッパ諸国ということが分かる。
お母さんと喧嘩して「ババアの作った飯など食べない」と意地を張ってお腹を空かせている中学生のよう。

儲けのしくみのコーナーはやっぱり面白い。
例えば、客目線では同じように見える薬局でも化粧品で儲ける会社と食料品で儲ける会社に分かれるとのこと。


今年からは各分野の2次元バーコードが記載されていて業界地図デジタルに誘導してくれるようになりました。
巻末にはデジタル版のサブスク費用が割引されるクーポンの二次元バーコードが記載されています。
年間プラン3300円が特別価格2200円となるようです。
最新情報にこだわらないなら、来年7月くらいにクーポンを使ってサブスク契約すれば来年分はお安く利用できるのかな?


昨年度版の感想はこちら。

yasushiito.hatenablog.com