ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

キャベツの千切りがもりもり出来上がるのは気持ちいい

機械がすごい速さで生産するのは気持ちいい。

先日、お昼ご飯にエビフライが出ました。
そこで食事介助の女性との会話で、話題が千切りキャベツに飛びました。

彼女「千切りキャベツって誰が考えたのだろうね?」
私「千切りキャベツ美味しいよね」
彼女「美味しいけど作るのが面倒なんだよね」
私「キャベツを千切りする機械があるよ」
彼女「その手があったか」
私「電動でキャベツひと玉があっという間に千切りになるやつ」
私「 YouTube に動画があるから見ていると飽きない」
彼女「 What?」

こういう話って、理解してもらえないままドン引きされて終わりと予想していたのですが、彼女も工場で大量生産される「できるまで系」動画が好きなようで意外と盛り上がりました。
機械の力で見る見る間に何かが出来上がっていくって、気持ちよくありません?

これが電動キャベツスライサーの威力だ。

すっかり気を良くした私は、もう一度キャベツの千切りが見たくて探してしまいました。
千葉工業所の『でんキャベ』です。
こんなやつです。

www.chiba-ind.co.jp

もちろん動画もあります。

Amazon でも買えちゃうんだな、これが。

電動で自動でゴリゴリと回転して千切りキャベツを作ります。
キャベツの先端の丸い部分は事前に切り落とします。
キャベツの芯に鉄の櫛を通して上から挟み込むと、回転した時に下の刃でスライスします。
キャベツの茎に近い部分は固くて千切りに向いてないので、残り1/3くらいはスープの具にすると良いと思います。
固いところは特に甘くて美味しいですよ。
機械にかけるために切り落とす部分が多いので、効率よりも使い切りを重視する方には向いてないと思います。
本体のつまみをいじればスライスの厚さを調節できます。
滑ってスライスできなかったり、引っかかる時はつまみを調節するのが上手に使うコツのようです。
使い終わったらブラシを使って水洗いします。
刃の切れ味が悪くなってきたら取り外して替え刃と交換できます。
段取り含めて相応の手間がかかるので、よほど大量に作らない限りはコストが合いません。
本体サイズ・音の大きさ・お値段など到底パーソナルユースを想定した製品ではございません。

手動ハンドル型もある。

どうしても欲しくなってしまったかたには、よりコンパクトでシンプルになった『キャベツくん』があります。

www.chiba-ind.co.jp

もちろん使用している動画もありますよ。

そしてアマゾンでも取り扱ってます。

一般家庭でも何とか手の届く価格になってきました。
手動だからのんびり眺めているわけにはいきませんが、体力次第では機械よりも早く千切りできるかもしれません。
千切りキャベツ大好き大家族であれば購入を検討しても良いかもしれません。

普通のスライサーの方が現実的(ただし羽子板サイズ)。

なんだか物欲を煽ってますが、実用重視ならこんな大きなものを買わなくても、普通にスライサーがあります。

スライサーを土台にしっかり固定できてキャベツを受け止められればこれで十分ですよ。
お値段もずっとお求めやすいですし。
実は100均で売っているような普通のピーラーでも原理は同じなので千切りにできます。
ただし効率は悪いし、出来上がりも美しくありません。
やはりキャベツを想定して、キャベツがすっぽり収まるような幅広なスライサーの方が良いでしょう。
そしてふわふわ千切りキャベツができる1 mm 幅の設定。
ただし、通常のスライサーよりかなりでかい。
それは当然、半端なサイズだとキャベツの重みに耐えられません。
都会のスーパーなどで販売されているキャベツなら幅が10cmもあれば余裕なのでしょうか?
余談になりますが、こちらはキャベツの一大産地なんですよ。
シーズンになると知らない間にキャベツが玄関に転がってます。
成長しすぎて規格外になったものは特に回ってきます。
小さいスライサーだと少し不安なんです。

千切りキャベツ食べたい。

キャベツの千切りについて語っていたら、ものすごく食べたくなってきました。
と言うか入院中にめちゃくちゃ食べたかったんですよ。
と言っても、とんかつのお供ではありません。

実は入院する度, お好み焼きが食べたくなるの。
でも完璧なお好み焼きじゃなくてもいいですよ。
本当に食べたいのは、油とお好み焼きソースがたっぷり染み込んだ千切りキャベツです。
お好み焼き食べたい欲は、実はお好み焼きソースを舐めたい欲。
ソースの味のきつさをマイルドにするために、千切りキャベツをしんなり炒めて油を染み込ませて一緒にいただくことでたまらなく美味しくなるんです。
そこに香ばしく焼いた豚肉とカリカリの天かすが入ってきれば最高。
それって焼きそばじゃん。
というツッコミは甘んじて受けます。
でも焼きそばほど炭水化物が入ってなくても良いのです。
キャベツの収穫時期まではあと2ヶ月くらいは待つことになりますね。
キャベツ産地の採れたては本当に甘くて美味しいですよ。
早く食べたいなあ。


おまけ。

面白い工場動画の話の中で亀田製菓の工場で柿の種をあのサイズに裁断する機械が気持ちいいと教えてもらいました。
柿の種の美味しいよね。