ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

北陸土産で「白えびビーバー」をもらう

娘の入学式が終わりました。
かみさんが無事に能登まで送り届けて娘は寮に入りました。
その帰り道で土産のリクエスト。
さて何にしよう。
答えに詰まってサラミソーセージのリピートでお願いしましたが………。
これから定期的に往来することになるからな。
連休明けにはまた能登まで荷物を積んで娘を送って行くんだ。
お土産のオプションを少しは開拓せねば
と「白えびのせんべい」的なものを頼みました。
それで買ってきてくれたのが北陸製菓の『白えびビーバー』でした。



パッケージを見た瞬間の感想。

「ビーバー」ってなんだよ!?
ビーバーの肉でも入っているのか?
それとも自分が知らないだけで海外にはそういう名前のお菓子があるのか ?

パッケージにはビーバーらしきイラスト。
間違いなく動物のビーバーだ。
コアラのマーチとかたべっ子どうぶつみたいにビーバーの形をしている?

わからないから開けてみよう………。
残念!
封を切って覗いてみたけど、何の変哲もないあられだったわ。
これのどこがビーバーなのか、北陸民のセンスがわからぬ。
マスコットキャラと思しきビーバーのイラストもどこか垢抜けておらずB 級テイストを醸し出しているし。
お土産としては結構コーナーを攻めている。


食べてみるとサクサクと軽い歯ざわり。
ほんのり甘くてしょっぱい感じ。
結構フレーバーが聞いている。
甲殻類特有の白エビの香ばしさの奥に出汁の香りが潜んでる。
パッケージから変化球を想像してたけどド直球の定番の味ですわ。
このサクサクした食感、なんか記憶があるんだけどなー。
それさえ思い出せば端的に表現できるのだけど。


ビーバーとは一体何が気になってしょうがないのでググって公式サイトを見てみました。

商品名の由来は、 1970年に開催された大阪万博のカナダ館で 展示されていたビーバー人形の歯と、 お菓子を2本並べたカタチが似ていた事が 商品名の由来なんです!

北陸全然関係ねぇ。
めっちゃ薄い関係から名前貰ってるやん。
白えびビーバーという商品名ではなく、ビーバーという『揚げアラレ』のラインナップの一つ。
他にはのどぐろとかカレー味がある。
のどぐろビーバーって、これまた攻めた名前だな。
しかし侮ってはいけない。
ビーバーは50年の歴史を持つ郷土に愛されるソウルフードだったのだ。
NBA で活躍する八村塁選手が紹介したことで一躍話題になったそうな。
これまた奇抜な掛け合わせだなと思ったら、八村塁選手って富山出身だったんだね。


もうちょっとアマゾンページをグリグリすると詰め合わせがありました。
写真のイメージから吊り下げタイプかと思ったらレギュラーサイズ。


小分け袋タイプはないかな。
開けたら一度に食べきらないと湿気てしまうのですよ。
いつも通りジップロックに入れて対処したけど。
通販は便利だけど、よほどのフリークでない限り12袋は多いね。
公式オンラインショップでも手に入るが、やはり12袋セットとなる。
ちなみに公式は送料無料で2000円なので Amazon で購入するより明らかにお得。

いや私が求めているのは安いのではなく小分けのやつ。
公式サイトによると2種類の味が楽しめるアソートビーバーボックスというのがある。
残念ながらAmazon はおろか公式のオンラインショップでも取り扱われていないので現地で土産として購入するしかないようだ。

hokka.jp


白えびビーバー、今日も食べたけどうまいね。
確かに美味い。
今頃思い出したけど、以前食べたという記憶は給食で出たやわらかおかきでした。
思い出してみると、さほど似てない。
もちろん味はビーバーの方が豊かだ。

今度北陸出身の人と出会ったらビーバーの話題を振ってみよう。
愛好家ではなくても悪い気はしないだろう。
愛知県で言うなら『松永製菓のしるこサンド』のような立ち位置と解釈している。

クレカケースを自分へのご褒美にする

カードの類は極力作らないようにしています。
そんな私ですが、生活していると少しずつカードは増えてくるもので、 札入れのカードホルダー部分が満タンになってしまいました。

私はリアル買い物ではカードは使いません。
と言うか使えません。
サインできないので。
だからカードを持ち歩く理由は全くないのです。
むしろ盗難を考慮すればリスクでしかない。
紛失したら不安なだけでなく、再発行で全方面的に手続き必要。
そんな想像したら持ち歩くのが急に怖くなってきた。

ということでクレジットカードケースの購入を検討します。
クレカは部屋に置き、財布だけ持ち歩くようにしよう。

世間知らずっぷりを露呈しますけど、クレカケースってビジネスツールの一大ジャンルなんですね。
キャッシュレスで小銭を持たないライフスタイルが広がっている実感がまるでなかった。
高速道路も通っていない田舎暮らしでスマン。
今では定期券じゃなくて交通 IC カードなんだから持っていない方が恥ずかしい。
大人のマストアイテムとも言える。

クレカケースをAmazon で検索するといっぱい出てきます。
ポケットから取り出して必要なカードを探すまで指一本の操作でできるなんてかっちょいい。
カードをちょっとだけ出してゲートにかざせば通れる。
いざという時の現金ポケットまで付いている。
眺めてたらめっちゃ欲しくなってきた。

買っちゃう?!
自分へのご褒美に。
Amazon ギフトポイントもちょうどいいくらい金額あるし。


でも悲しいことに私は電車に乗らないし、片手だけで取り出せる必要性が全くない。
かっこよくなくてもいいからカードがたくさん入って見やすいほうがいい。
そして規格外のカードまで入る物が必要なんです。
乱数発生カード(インターネットバンクで使うやつ)もカードのうちだから。

見栄を張らないで実用性重視で選んだのがこれ。
streamのカードケース 、ファスナータイプ。
表面は本皮で18枚のカードを収納できます。
私には持て余し気味の大容量。
レビューコメントによればスキミング防止機能は期待できないようだけど、 引き出しの入れぱなしの私には関係ない。


届いたので開封
梱包がとても丁寧。
親指一本でシュッと出せるタイプを見てしまった後なのでファスナーを開け閉めする作業がダッセーなあという前評判をやすやすと覆しました。

ファスナーは結構高級感ある作り
革の手触りと開けるときの感触が気持ちいい。

ファスナーは3面で口が大きく開きます。
口を広げるとともにじゃばらがバランスよく開いて機能性の高さがうかがえます。
内側はしっとりと黒くて、カードを入れてみるとそれぞれの個性が際立って探しやすい。
結構しっかりデザインされているなあ。

はしっこのスペースが広めなので乱数発生カードは問題なく入りました。

所持カードが少なすぎて、めいっぱい入れた時にどうなのかは正直分からない。
耐久性も今のところわからない。
私の利用スタイルから考えれば 10枚以上に増えることは一生ないし、ファスナーが壊れるほど開け閉めする回数も多くはないでしょう。
多分一生ものだね。
本当に必要だったのかと問われると答えに窮します。
たぶんコスパは悪かった。
でもカードは大切なものだし、 さすがにジップロックに入れるとはいかないでしょう。


札入れからカードが消えたし、カードは分かりやすく収納できたし、なんだか気分がいい。

新生活が始まった季節だし、クレカケースはプレゼントにもいいかもね。
こういうアイテムって使ってなんぼだけど、失敗したらと思うと意外と挑戦できないものだからプレゼントしてもらうと嬉しいかもね。
ていうか自分が使いたかったよーこういうやつ。

【AutoHotkey】Markdown 形式のテキストから URL を抜き出す

目次


タイトルと URL が Markdown で入っている。

先日遭遇した問題。
Google Chrome 拡張で URL をクリップボードに取得すると Markdown 形式になっている。

その拡張はタイトルと URL を Markdown で取得するものだから当然です。
自分が欲しいのは URL だけだから抜き出したい。


拡張が取得したテキストはこんなフォーマット。

[タイトル](URL)。

つまるところ()の中身を抜き出せばいいんですね。
それは RegExMatchコマンドを使って正規表現でマッチさせれば可能ですね。
ただしタイトルがかっこを含んでいると そこがマッチしてしまうので末尾の) あまり含めてマッチさせるべきです。

なお今回の目的はタイトル& URL の中から URL を取りたいだけなので 本格的な文章を相手にするつもりはありません。

正規表現で苦戦

毎回、正規表現には苦戦します。
悪戦苦闘して出た答えがこんな感じ。

\((http|https)(.*)\)$

正規表現では()の中でマッチした文字列を変数で受け取ることができます。
このため正規表現の中に出現する()は特別な意味があります。
どうやって受け取るかは後回しにして、まずは URL をマッチさせる方法を考えます。


今回 URLを探す ための特徴として使いたいのが()
ところが(は引数を受け取る記号なので文字どおりに書くと期待通りにマッチしてくれません。
正規表現内で(を探したい場合は、エスケープ文字\を直前につけてエスケープします。
括弧の中の文字列を探したいならこんな感じ。

\(.*\)

検索の特徴として URL スキームhttpを含めて精度を補強したいです。
つまり、 (http******)という文字列を探すわけですね。
ただしhttpだけでなく httpsのパターンもあるのでどちらも対応しなければなりません。
A または B と言った複数の条件を書くときは ()中で |で区切ります。
今回の場合はこうなります。

(http|https)

これで http 又は https でマッチします。

その後はどんな文字列でも良いとして、最後に)で終わればよいことにします。
マッチした URL を変数に抜き出したいので、ここでも ()で囲みます。

テキストの 末尾を意味する記号は$です。
つまり、テキストデータで)で終わることを期待しているなら、その正規表現はこうなります。

\)$

ということで、 実際のソースコードはこちら。

    pos := RegExMatch(markdown, "\((http|https)(.*)\)$", str)

ここで後回しにしておいた変数で受け取る方法。
RegExMatchコマンドの第三引数でマッチした文字列を受け取ることができます。
ただし今回は URL を囲んでいる外側の格好まで検索しているので、ここで受け取れる文字列は(url)となってしまいます。
まあ後でかっこを取り除いてしまえば良いのですが、ここはもう少し別の方法でやってみます。

正規表現では()で囲まれた条件にマッチした文字列を受け取れるとは上でも書きましたが、第三引数の後ろに数字をつけた変数名で受け取れます。
今回の場合は第三引数の変数が strなので、 str1、str2、str3という変数名となります。
1度目の()では http 又は https のどちらかを探しているので、 マッチした方がstr1に格納されています。
2番目の()でそれ以降の文字列を探しているので、 http 以降、おそらくは ://hogehoge.com/みたいな文字列はstr2に格納されます。
両者を結合すれば URL になります。

できた。

最終的な関数はこちら。
必ずしも Markdown が渡ってくるとは限らないので、それっぽくないものはそのまま返します。

;Markdown 形式の文字列から URL を抜き出す。

geturlfrommd(markdown){
    ;URL の文字列の末尾に()で挟まれているとする。
    ;正規表現では()を使うと 合致した内容を変数で取得できる。
    pos := RegExMatch(markdown, "\((http|https)(.*)\)$", str)
    if pos > 0
    {
        ;受け取る変数strの中にはマッチした内容全体が入っている。
        ;str1, str2 の中には()で囲まれた中の正規表現に一致した文字列が入る。
        ;str1には http 又は https が、 str2にはそれ以降の URL がマッチしている。
        ;両者を結合すれば正確な URL となる。
        url := str1 . str2
        return url
    }
    ;Markdown ぽくなかったらそのまま返す。
    return markdown
}

yasushiito.hatenablog.com


この記事に登場するAutohotkey スクリプトについて

この記事の中で私が作成したプログラムは、全て自由に使うことができます。
詳しくはこちら

【AutoHotkey】度々不具合を起こす URL コピーを修正した

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URL コピーの chrome 拡張。

Google Chrome でキーボードショートカットから URL をコピーするために Chrome 拡張を入れています。
拡張を入れなくても Ctrl + L で URL バーの URL を選択できるのですが、これだとウェブページ以上の選択フォーカスが失われてしまうので拡張が必要なのです。

copy title & URL拡張とその問題。

拡張をインストールしたらショートカットキー設定で ALT +3を割り当てます。
ショートカットを呼び出せばクリップボードに URL が入る………はずだったのですが、 Chrome 拡張の仕様変更によりできなくなりました。
多分拡張を使って無言コピーができなくなったのでは?
ALT +3で拡張を起動するとクリップに転送された内容がポップアップされます。
ユーザーがアクションを起こすのでポップアップが表示され続けてウェブページの入力フォーカスは失われます。
つまりポップアップを閉じない限り、その後の自動操作は失敗します。
それが原因で「 YouTube の動画だったら○○する」「 githubソースコードだったら引用する」などの自動スクリプトが動かなくなってました。
こいつは困ったぞ。

対処する。

こういう時は ESC キーを押して見る。
するとポップアップは閉じます。
入力フォーカスを元通りなので自動処理内で ESC キーを送信すれば動くようになるはず。
ただしある程度スリープを入れておかないと取りこぼされる。
URL 取得は頻繁に使われるのでスリープが短いほど良い。
様子を見ながら調整します。

    ;Chrome の設定ページなどChrome 拡張がコピペしてくれない URL があるので警告メッセージを設定しておく。
    Clipboard := "URL の取得に失敗しました。"
    Send,!3
    ;クリップボードに転送された文字列がポップアップで表示されてブラウザ操作をブロックしてしまうので ESC キーでキャンセルする
    Sleep, 500
    ;複数タブの URL をコピーできるタイプのエクステンションは改行コードを含むことがあるので削除しておく。
    Clipboard := cutcrlf(Clipboard)
    send, {Escape}
    return Clipboard


コピー内容は Markdown 形式。

拡張は URL だけでなくタイトルと URL を Markdown 形式でクリップボード転送します。
私が本当に必要なのは URL だけ。
タイトルは邪魔なだけだから URL だけを取得するモードが欲しいんだけど 、探した限りではそういうのはなかった。
そこで渋々ながらMarkDown形式のテキストから URL だけを抜き出す処理を書くことにした………のだけどそれはまた今度。

追記。
その処理について書きました。
yasushiito.hatenablog.com


この記事に登場するAutohotkey スクリプトについて

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【AutoHotkey】 入力キーを一定時間ごとにタイマー送信する

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キーのリピートを再現したい。

キーボードのキーを押しっぱなしにすると連続入力できるのですが、特定の入力環境ではできないことがあります。
私がはまっているのはスクリーンキーボードでの入力。
スクリーンキーボードではリピートできません。
そこで AutoHotkey でリピート機能をサポートしようと考えました。
まずは試しに小さいテストスクリプトを書きます。

今回やりたいこと。

小さくテストしたいのでシンプルに行きます。

前提条件はこんな感じ。

  • リピートできるのはエンターキーだけ。
  • ユーザーはマウス操作だけで物理キーボードは操作しない。
  • リピートのキャンセルはマウスポインタの移動で行う。

必要な処理はこんな感じでしょうか。

  • Enter キーの入力を hotkey で検知する。
  • タイマーをセットして 一定時間ごとにエンターキーを送信する処理を呼び出す。
  • タイマー処理内でエンターキーを送信する。
  • ただしマウスポインタの座標を取得して 一定量移動していたらタイマーを解除する。


実装した結果こんな感じになりました。

;エンターキー入力されたら一定時間の間隔でリピート送信。
;マウスポインタを移動させるとリピートを止められる。

    ;マウスキャンセルのため、マウスポインタの座標を保存する。
    mx := 0
    my := 0
;エンターキーのホットキーを定義する。
;自分自身を再送信で無限ループが発生しないように$をつけておくこと。
$Enter::
    ;念のためタイマーをリセット。
    SetTimer, RepeatTimer, off
    ;キャンセルのためのマウスポインタの座標を取得。
    MouseGetPos, mx, my
    ;エンターキー送信。
    send, {Enter}
    ;リピート送信用のタイマーをセット(リピート開始までの時間は少し長めに)。
    SetTimer, RepeatTimer, 800
    return

;タイマーで起動されるリピート送信処理。
RepeatTimer:
    ;タイマーオフ。
    SetTimer, RepeatTimer, off
    ;マウスポインタの座標を取得。
    MouseGetPos, cx, cy
    ;エンターキー入力された瞬間の座標から一定量移動していたら 終了。
    if (Abs(cx - mx) > 7 or Abs(cy - my) > 7)
    {
        return
    }
    ;キーを送信して新たにタイマー設定。次回のリピートへ。
    send, {Enter}
    SetTimer, RepeatTimer,300
    return


ちょっとだけハマったのがキー送信の無限ループ。
enter キーの送信を検知する hotkey の中でエンターキーを送信しているので無限に送信を続けるのです。
AutoHotkey が気を利かせてくれて中断した上で警告してくれるので操作不能に陥るほどではありませんが、期待した通りには動きません。
これを防ぐにはホットキーを定義する時に$をつけます。
例えばこんな感じ。

$Enter::

こうしておくと処理中にエンターキーを送信しても 新たなイベントが発生しません。
hotkey の検知を WindowsAPI ではなく AutoHotkey のフック機能に変更することで避けるようです。
フックを利用するか否かでどこがどう変わるのか正直わからない。
参考文献はこちら。

[[Hotkeys - Definition & Usage | AutoHotkey](https://www.autohotkey.com/docs/Hotkeys.htm):embed:cite]

この記事に登場するAutohotkey スクリプトについて

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眺めの会・4月中旬 『劇場版名探偵コナン ゼロの執行人』

春公開映画といえば。

GW 前になると 新作が公開されて話題になるのが名探偵コナンの劇場版。
地上波で過去作品が放送された今週の話題になっていました。
このシリーズは妻きっかけで見るようになり、娘もハマって何度も付き合いで見ました。
どの作品も面白くて好印象。
特番の VS ルパンだってみました。
とはいえ最近はご無沙汰。
新しい登場人物にはついていけていません。
シリーズが Amazon プライムに登場。
気軽に観られる環境になりました。
この機会にぜひ一つみたい。

今回選んだのは『ゼロの執行人』
比較的新し目の作品で東京が舞台ということでチョイス。
私はまだ見てない作品です。

視聴プラットフォームアマゾンプライムビデオ。
プライム会員特典で無料で視聴できます。
年齢レーティング全年齢、もちろん家族で見てもオッケー。


劇場版名探偵コナン ゼロの執行人

2018年に公開された日本のアニメ映画。
青山剛昌原作の週刊連載漫画『名探偵コナン』の劇場版アニメで、シリーズでは22作目にあたる。
監督は立川譲
脚本は櫻井武晴
原作は青山剛昌
主な声の出演は高山みなみ古谷徹山崎和佳奈

あらすじ。

東京サミットの会場爆破事件の容疑者として毛利小五郎が連行される。
江戸川コナンは小五郎の無実を証明するために奔走するが、謎の多い青年安室透が立ちはだかる。

見終わった感想 もちろんネタバレ含む。

意欲的なストーリーだとは思うが初見で理解するのは難しい。

名探偵コナンをなめてました。
子供向けアニメでここまでハードな警察組織が描かれるとは思いませんでした。
振り返ってみてもまだわからない。
最近のコナンってこんなになってるのか。
それとも本作が例外的にこうなのか。
自分が知っているコナンとは明らかに方向性が違う。
「コナン、殺人事件に遭遇しすぎ」とか散々チャカしているけど、いざ殺人が起きない作品を見せられるとやっぱり物足りない。
そう、この作中では直接的には誰も死なないんです。
探偵団が難ミッションを成功させて活躍する場面でも危険なことに巻き込まれてない。
今回はリモートでドローンを操作と言う安全安心設計。
初期作の刺激に慣れているとやっぱり物足りない。
黒の組織が出てくると血生臭いと言う次元ではない。
コナンの麻酔針も封印され小五郎を失神させる場面もなし。
真犯人が IoT テロった理由が民間人を事件に巻き込まないためと言う予防線の張り具合。
色んな所に配慮してますね。

やっぱり探偵ものは死体が出なきゃ。
ぎょっとするような変死体ね。
本作では毛利小五郎の容疑を晴らすことが本筋になっているので 「登場人物の誰が犯人だ 」という謎解きスリルが少ないんだ。
犯人が出てきて自白してもすっきりしない。
誰が悪いとか良いとかはっきりしないもやもやする展開だから理解するのに手一杯。
誰がどの組織に所属していてどういう理屈で動いているのか非常にわかりづらい。
事件の鍵を握る人物たちの人間的掘り下げが浅くて共感できないし憎むことができなかった。
真犯人のゆがんだ正義感に対して誰かがすかさずにツッコミを入れるべきだったのではないか。
自殺に追い込まれた経緯も分かりにくい。
その悲劇を補強するためにも具体的エピソードが欲しかったところ。
例えば裁判官の試験に落ちてやさぐれているところ、恋人の弁護士との楽しい時間など。
事の顛末をセリフで語られても プロット読まされているみたいでつまんないよ。
犯人の強い動機が伝わらないんじゃ推理モノとしては失敗していると思う。

ではアクション映画として優れていたかと言うと、そうではない。
高速で落下する探査衛星の進路をドローン爆薬で変更すると言う現実離れした解決方法をとっている割にはアクションがしょぼい。
そのリアリティラインで繰り出されるカーアクションがすごいスピードで走るだけというのは何とも………。
カーチェイスの相手すらいないのに片輪走行だけして 安室透がかっこよく描けたのだろうか、激しく謎。

今回の主人公はサブタイトルでも示されるとおり安室透。
本作で彼を深く知れたかな?
彼の行動原理は最後まで謎が多かった。
過去の捜査ミスを清算したいというのが今回の大きな動機だったようだけど、 立場を超えた信念が読み取れなかった。

安室透はシリーズの中でも群を抜く人気キャラだと聞いている。
彼がフォーカスされたのが功を奏したのか本作の興行収入はよかったようだ。
私にとってこの路線は納得いかなかったけど市場の反応は高評価だったということで当面はこの方向性で作られていくのだと思う。
長期シリーズとなるといつまでも同じ所に止まっているわけにはいかない、新しいことにチャレンジしなければならないというのは分かるんだけど 私は切り捨てられる側かな。
それならもうコナンシリーズはいいかな。
警察ものを見たかったら相棒の劇場版でいいわ。


こんなことならくだらないサメ映画でも見ておけばよかった。
と呆然としながら迎えたエンディングの東京湾の景色は良かった。

注目の人物・櫻井武晴

脚本を担当したのは櫻井武晴
劇場版名探偵コナンシリーズでは4作目の脚本担当となる。
テレビ朝日の人気刑事ドラマシリーズの『相棒』や『科捜研の女 』などの脚本を手掛ける。

実写の刑事ドラマの見ているような錯覚に襲われて『相棒でやれ』 と突っ込みを入れたくなったのは間違いじゃなかった。

経歴を見ると相当な手練れです。
活躍舞台がアニメに変わっても日本の刑事物の良い所と悪い所が凝縮されてましたね。

入力カーソルを複数回送信する

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f:id:yasushiito:20190403184928p:plain

スクリーンキーボードにはキーリピートの機能がないのです。

スクリーンのキーボードで文字入力してます。
すごく面倒だけどこれしかないから使ってます。
今より元気だった頃は自分でマウスクリックして入力していましたが、徐々にマウスクリックもきつくなり一定時間ポイントで入力する形式に変えました。
これで困るのが キーリピートがないこと。

例えば777と入力したいとします。
マウスをクリックして入力する形式であれば3回連打すればオッケーです。
しかし一定時間ポイントだとそうはいかない。
誤入力防止のため、一度送信した文字はマウスポインターを外してからもう一度ポイントをし直さなければならないのです。
つまり 数字の7にポイントして入力されたら7の外にポイントを外して再び7をポイントし直すのです。
これを3回繰り返す。
マウスの移動が慌ただしい日、3回ぶん一定時間待たなければなりません。
めちゃくちゃ効率が悪い………。
特にひどいのが入力カーソルの移動です。
音声入力した後に間違って認識された場所を修正するために移動しようと思うと余裕で10個くらいは動かさなければなりません。
マウスポインターを修正したい場所に動かしてクリックすればいいだけの話ですが、編集エディタとスクリーンキーボードの位置が離れているとマウスの移動量がめちゃくちゃでかい………。
スクリーンキーボードのオプションにキーのリピート機能があればなー。
なんとかなんねーかなー。
と言って1年くらい放置してました。
マウスポインターがポイントしているキーが分かれば全てのキーにおいてリピートさせられるんだけど、当たり前だがそんなことはできない。
完璧を求めて 手をつけるのをためらっていたけど不完全でも多少マシにしたい。

対策を考える。

プログラミング中の入力カーソルの移動は多少楽なんですよ。
Ctrl +矢印で1ワードごとに移動できるから。
英語ではブランクで分かち書きされてるので比較的簡単にまとめて移動できるんですね。
でも日本語だと 単語区切りの移動ができないんだ。
Ctrl +矢印を入力しても律儀に一文字ずつ動きます。
日本語用のワープロソフトだったら できるのかもしれないけど、 Google Chrome では無理。
とっても便利なはずの Ctrl +矢印のショートカットが事実上死んでいる。
キーボードショートカットの一等地のような場所なのでAutoHotkeyで上書きすることをためらっていたけど、まったく活用されていないならここに手を入れてもいいかな。
欲を言えばポイントしている間ずっと入力し続けて欲しいのだけど、 マウスポインターがどのキーをポイントしているか調べられないからなあ。

そこで暫定的にこうしようと考えました。

Google Chrome で作業中に限って Ctrl +矢印を入力された場合、5回繰り返す。

キーリピートできるのは Google Chrome の矢印だけということになります。
しかも移動量を調節できず、必ず5回固定。
なんとも中途半端な。
何で5回だよ? 別に10回でもいいんだけど。
それでもやらないよりはマシなのだ。

Google Chrome を利用中の時だけ’と言うのは #IfWinActive を使えばよし。
出来上がったスクリプトはこんな感じ。

;Google Chrome で Ctrl +矢印を入力すると5回ずつ移動する。
;Ctrl +矢印では単語ごとに移動して欲しいところだけど、 Google Chrome は日本語を分解できないので結局1文字ずつしか動かない。
;スクリーンキーボードにはキーのリピート機能がないので キャレットの移動がめちゃくちゃ大変。
;そこでAutoHotkeyを利用して5回ずつ固定でもいいから大きめに動かすようにする。
;範囲選択しながら移動する時に困らないようにシフトキーとの組み合わせにも対応する。

#IfWinActive ahk_exe Chrome.exe
^Left::    send, {Left 5}
^+Left::    send, +{Left 5}
^Right::    send, {Right 5}
^+Right::    send, +{Right 5}
^Up::    send, {Up 5}
^+Up::    send, +{Up 5}
^Down::    send, {Down 5}
^+Down::    send, +{Down 5}

myahk/lib/adjust.ahk at master · yasushiito/myahk


スクリプトはウィンドウサイズの調整スクリプトの中に混ぜ込みました。

Ctrl +矢印だけで完成とするのはちょっと早い。
矢印で大きく移動したい状況は範囲選択でも発生します。
シフトキーを押しながら矢印移動するやつですね。
Ctrl + SHIFT +矢印にも対応させます。

とりあえずこれで様子見。
DELキーと backspace キーにも対応しておけばよかったか?

この記事に登場するAutohotkey スクリプトについて

この記事の中で私が作成したプログラムは、全て自由に使うことができます。
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