ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

生まれた瞬間にシュレッダーにかけられるひよこをなくせるか?

鶏の人生は過酷だったよね?

以前記事にした鶏の一生。
あれは本当にげんなりします
特に生まれてすぐにオスメス判定されて、卵を産まないオスであることがバレたひよこがその場で処分されてしまう話。

一筋の光明が。

最近になって卵の間にオスかメスかを判別する手法が見つかったようですね。
卵を数日間温めて成長させることで判別のための材料を採取できるようになるようです。

gigazine.net

この手法を確立するまでに乗り越えられなかった壁はメスと判別された卵がきちんと健康な鶏に成長できなければならないことだったようです。
この機械でオスに分類された卵は食用としてスーパーに並べられるとのこと。
結局食べられるんかーーい。
もちろん通常の卵よりは高めの値段設定となります。

日本ではどうなの?

日本も早くこの設備を導入しようよ。
実際日本の倫理はどうなっているのかね?
残念ながら この活動もまだドイツを中心に展開している最中のようで、日本にはまだ入ってきていません。
徐々に世界に広がっていくのではないかと思います。

日本は何もしていないのかと言うと、そうでもないようです。
カメラの撮影によって判定する方法が研究中のようです。
日本は卵の生食するので、日本特有の問題もあるかもしれないのですね。

https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25540073/25540073seika.pdfkaken.nii.ac.jp

なるほど。
食べるのではなくワクチンなどの製造にも転用できるのか。
全く無関心だったわけじゃないことに安心しました。

調べ終わって。

私がひっかけられるめぼしい情報はここまででした。
わざわざ高い卵を選ぶやつがいるもんか。
そう開き直っても人間はそれほど困りません。
ヒヨコを殺しても値段は安い方が良いという価値観も否定するわけではありません。
結局食べちゃうんだしね。
卵の段階で殺すのと、ひよこになってから殺すことにどんな違いがあるだろうか?
そうは言ってもピヨピヨ鳴いているちっちゃいモフモフを潰しちゃうのは見るに耐えないよね。