ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

GW 映画まつり『アイアンマン』

MCU って言うんですか?
マーベルコミックのスーパーヒーローシリーズ。
いわゆるアメコミヒーローですね。
すごい人気で毎年ハイペースで実写映画化されていますよね。
愛好家たちはとっても情熱的で新作が出るたびに超盛り上がってますね。
特にヒーローたちが集合するアベンジャーズはスケールがデカいらしい。
ちょっと気になってはいるものの、キャラクターを知らない状態で参加するのはハードル高い。
どれから見ていいかわかんないよ。
スーパーマンとかバットマンは仲間なの?
あれもしかして私まずいこと言っちゃった?

悔しいので「アメリカが金かけて作ったスーパー戦隊シリーズの大集合みたいなもんだ」などと小馬鹿にすることで自分の自尊心を守っていました。
対象年齢のカバー範囲が下の方ではあるけど歴史的名作なのは間違いない。
ということで今日はシリーズ第一作『アイアンマン』を選びました。
お気楽な作品だから吹き替え版を選択しました。

見終った感想 ネタバレには配慮せず。

万能感溢れる俺つえー。

イケメン・天才・スポーツ万能・モテモテ・大企業の社長、そしてタフガイ。
世の中何もかもが思うがまま。
才能を持て余した「俺様キャラ」
おまけにちょっとやんちゃで浮気症。
かっこいいんだけど少年のような瞳がちょっとおちゃめでかわいい。
傲慢で制御不能なところが魅力的でした。
スターク社が裏取引で武器をゲリラに売り渡して利益を上げ、社長がアイアンマンで武器を焼き払う。
そしてゲリラ勢力が性懲りもなく武器を買い漁って利益が上がる。
これは利益の永久機関じゃないか天才だな。
と一人で興奮していたら結末はだいぶ違うところに落ちました。

面影が阿部寛っぽいと思ったらスターク役は ロバート・ダウニー・jr
1年前に見た『シャーロック・ホームズ』の時も同じようなコメントしてた。

さて、アイアンマン。
スタークが開発したアーマードスーツ。
自分自身が中に入っている。
スタークは超人ではなく超能力者でもなく生身の人間のようですね。
大量生産可能なヒーローというのも珍しい。
原作が半世紀以上も前の古い作品なのでアイアンマンの造形がもたついた感じでかっこよくない。
推進力が手のひらと足の裏から出るのがふるさを感じる。
でも中身は圧倒的にかっこいい。
空中戦で戦闘機と競り合うスピード感は凄まじいものがあるし、火炎放射器などのえげつない火力が圧倒的パワーを感じる。
火炎放射器は悪役の武器だと思うんだけどなー。

特筆したいのはヘルメットの中の映像がかっこいい。
ただの顔のドアップなんだけど、周囲にはクリアパネルに表示されたステータスが並んでた。
これが顔に反射したり微妙なカーブを描いて曲面を表現していたり 芸が細かいんだ。
仮面ライダーオーズのバースで見た時めちゃくちゃかっこいいと思ったけど、あの演出はアイアンマンが元になってたんだね。

長い長いエンドロールの最後には続編を匂わせる一幕がありました。
あのボスの登場でスーパー戦隊テイストが一気に増しました。
やっぱりスーパー戦隊大集合だったようだ。