ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

ボランティアグループのおかげでズボンのファスナーをつけてもらえた。

針仕事は特殊スキル。

ミシン使えます?
義務教育で必ず経験すると思いますが、いざという時にできるものではないですよ。
大工仕事同様に現代ではロストテクノロジーになりつつあります。
実際問題、ミシンがない家庭の方が多いんじゃないでしょうかね?
テレビの CM などで、お父さんは水道のトラブルも解決できないとかディスられてますけど、道具がものをいう作業もありますよね。
プロだって工具がなければできませんよ。
同様にうちのお母さんだってミシンなしでは繕い物ができなくてもおかしくなんかありません。

質実剛健

かっこ悪くても実用上問題なければスルーしてしまうだらしない私。
面倒がって破れた物を放置してます。
質実剛健何て言い訳してるんじゃねえよ。

一つは車椅子のサイドクッション。
腰を安定させるために肘掛けにくくりつけているやつですこれが擦り切れて中のスポンジが完全に露出していました。
他にもファスナーをつけたズボンが破れたり色褪せているのに見ないふりをしています。
破れていても日常生活に支障はないけど、ファスナーがなければクリティカルに影響が出ます。

これまで全く動かなかったわけではないんですけどね。
単純なツギハギ、繕いであれば引き受けてくれる業者もあります。
しかし新しいズボンにファスナーをつける作業だけはどこに持っていっても難しいから断られてしまいます。
裁縫が得意でミシンの扱いに長けていて失敗した時の信頼関係が成立していないと引受とはもらえないんですね。

救世主現る。

そんな私の救世主が現れました。
施設が連携しているボランティアグループです。
縫い物に関する困りごとを格安で助けてくれるんだそうです。
格安というより実質無償? 針と糸の費用くらいでしょうか。

ズボンとファスナー買い揃えてお願いしたところ 丁寧かつ迅速に対応していただけました。
ズボンのファスナーに至っては5年くらい抱えていた問題だったのですが、あっという間に綺麗に解決しました。
もう感激。

感謝を伝えたい。

こんな難しい仕事を達成できるスキルをタダ同然で使うのは良くないから、なんとかお礼をしたいなーと思いました。
こんな時代ですから、団体の名前を検索すれば、ある程度の活動記録は確認できます。
障害者には直接関わらず、相手を想像しながらチャレンジすることを励みにして活動されているようです。
お金の問題よりやりがいの話のようです。
中途半端な謝礼はかえって失礼か。
自分のブログ記事の価値が5円なんて具合に査定されたら嫌だもんな。
人間だもの。
謝礼があると自分が購入した時間で割って時給換算してしまいますね。
時給いくらの作業と考えると意欲も減退してしまうと思うに至りました。

ということで、直接お礼もせずに感謝の言葉も述べずに、ここでひっそりと感謝したいと思います。

私はとても助けられました。
ありがとう。