ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

富山の隠れた名物!? ホタルイカの素干しが最高にうまい

娘のオープンキャンパス土産の話を書くのをすっかり忘れてました。
大当たりだったのに、これを紹介しないでどうする。

学校見学の話は前回のサラミソーセージの時にしたのでパス。
その後帰りのルートに富山経由を選択したので、富山あるいは高山の名産を手にできるチャンスがあります。
冬には雪で閉ざされるルートなので今しかありません。

富山といえばやっぱり海の幸。
特にホタルイカが有名。
能登半島イカで有名ですが、一夜干しが中心でスルメはお土産としてはあまり見つからず、半ば諦め気味だったのですが、もしかしたらホタルイカのスルメなんかあったりして?
などと自分も思いつきにちょっと感心しつつ、冗談半分で検索したら見つかりました。
と言うか自分が知らなかっただけで、有名なおつまみのようです。
現地では郷土料理の素材として古くから愛されている「ホタルイカの煮干し」
酒好きにはおつまみのネタですが、保存食にもなり、料理にも使えるのです。
イカの干物はスルメと言いますけど、ホタルイカの干物となると煮干しと言うんですね。
ただ今回入手した商品は素干しという名前でした。

www.kawamurasuisan.jp


例によって例のごとく、そのまま食べられるか?保存は効くか?が気になります。
イカのワタごと干しているので普通のスルメよりもデリケートなのではないかと。
自分で買いに行くのなら店の人に聞くだけで済むんだけどネットの情報だけではやはり不安。
私みたいに生煮えな情報のままアップする人も少なくないので。

そのまま食べられるかどうか調べてみると、イカにくっついている寄生虫アニサキスについての情報が出てきました。
そうか、ホタルイカイカだからあのサイズでもアニサキスがいることがあるんだ。
調査によるとアニサキスの検出例もあるとのこと。
そいつは生だと危険だな。
食レポではライターで一瞬だけ炙って食べると美味しいと聞くけど、もしかして虫除けも兼ねて加熱しているのだろうか?
ちょっと心配しましたが、煮干しというだけあって湯通しはしているようで、アニサキスの心配はないそうです。
保存は常温で大丈夫なようです。
まあでもそのまま食べるなら開封後は早めに食べた方がいいでしょうね。

だからお店の人に問い合わせろって(笑)。



今回入手したのはこれ。
川村水産のホタルイカの素干し。
Amazon で手に入るのかよ。
手元にある物とはパッケージが違いますが、内容を見る限り同じものだと思います。
商品説明にもちゃんとそのまま食べられると書いてあるので安心ですね。
二袋セットです。
ホタルイカの煮干しはこの店のオリジナル商品ではないので類似の商品は容易に手に入ると思います。

おすすめの食べ方は軽く炙るのですが、 残念ながら私の環境ではちょっとできません。
ホタルイカは小さいですから、ガスコンロ的なもので炙ってしまうとあっという間に黒焦げになってしまうので、ライターで炙るのがちょうど良い火加減のようです。
昔に比べれば喫煙者が減っているので、ライターも探さないと使えないかもね。

食べてみると、小さくてもイカの味。
噛み締めるとスルメの耳の部分によく似た味と食感です。
さらに噛むと中から ワタの味。
こいつは飲兵衛にはたまりませんね。
特に日本酒の相性は抜群でしょう。
酒に浸して柔らかくしてから食べてもいいし、 いっそコップの中に入れてホタルイカ酒にしても最高かよ。
これは料理に使ってもいいんじゃないの!?
煮物でも良さそうだけど、パスタにも合いそう。
素材としての応用力は非常に高いと思います。
料理に使うなら、この商品ではなくお徳用の やつがいいと思います。
もちろんあの独特のワタの風味があるので苦手な人もいるかもしれません。
今回購入した商品にはチャックがついていたので保存に便利です。
まあそりゃあサービスエリアなどで手に入るんだから、観光客向けとして当然のことでしょうけどね。

今回の結論としては、天日干しにすれば何でもうまい。
干物にハズレなし。
残念ながら全国各地で緊急事態になっているので、富山観光に行くなら試してみてねと気軽にお勧めできませんが、 この機会に記憶に留めていただいていつかチャレンジしていただきたいものです。
今すぐ試したいせっかちさんは Amazon 利用ですかね。