ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

連休終わりだが GW は続いている8本目 カメラを止めるな

バックトゥザフューチャーシリーズで洋画を3日連続で見たので次は国産映画。
いやー面白かった。
ハラハラそしてゲラゲラ、実に面白かったよ。
もしかすると人を選ぶ映画かもしれないけど、私にとっては最高でした。


カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

  • 発売日: 2018/10/27
  • メディア: Prime Video


ホラー映画を撮影しているクルーが恐怖に見舞われる B 級ホラー映画ではあるあるすぎるパターンの作品かと思いきや、見るべきところはそこじゃない。
まあそれくらい作品タイトルを見ればすぐにわかりますが、本当にカメラが止まらない撮影を見ると、どこまで続けられるのかハラハラします。
特に走り続ける主演女優の秋山ゆずきと、それを撮影するカメラマン。
途中で一箇所でもしくじったら撮影し直しという中で演じ切ったのだからすごい。
階段を登って屋上まで行くところなんか、息が続かなくて止まっちゃうでしょ。
まさに One cut of the dead。
ずっと頑張れと応援してました。
後半はメイキングドラマになっていて、ノーカットで撮影されたドラマが実際どのように撮影されたが舞台裏から覗けます。
映画の中でメイキングをやるなんて自己満足に見えて、一瞬しらける気持ちになったんですが、 ここからは笑いの連続で「なるほどね」と持ち直し。
本当の舞台裏ではなく、そこもコメディドラマで、これが滅法おかしい。
生放送だから中断はさせられず、放送事故も起こせないというギリギリの制約の中で、くだらない事情で撮影現場から脱落していくポンコツスタッフを必死でフォローするコメディになっています。
ドラマ中にちょっとギクシャクした場面があるのだけど、なぜそうなったかの伏線が回収されていきます。
主演女優が「事務所の意向で」と言い訳しながら「ゲロぶっかけ(もちろん作り物)」を NG にしたにも関わらず、本番では本物のゲロをぶっかけられる ところは笑っていいの?
彼女、軽薄そうな女の演技まで幅広いね。
屋上からカメラのクレーンが落ちているのを見てスタッフが転落したのかと心配しましたが、人は落ちてなかったようで安心しました。
そのクレーンがないことで最後はあんなに苦労するとは思いつきませんでした。
何気なく見ている見下ろすシーンは撮影結構大変なんですね。
その他、着替えとか血が飛び散るところとか、カメラに写らないように待機して、アクションしてるんですね。
台本を読みながら打ち合わせたり、役者の意見(わがまま)を聞いて監督がネゴシエーションして回ったり、映画撮影って大変だなあと思うと同時に、こういうのが楽しくて世界に飛び込むし、やめられないんだろうなと月並みな感想が出ました。
監督の心がマグマのように溢れたビンタは痺れました。
これは2周目も楽しめそうです。
早速見ましたが、あの裏であれが起きていると思うと大爆笑。
ホラーシーンが笑えて仕方ありません。
劇場で見た人は2回目の人たちがなぜ笑っているのか不思議だったでしょうね。