ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

GW だから映画を見るよ2 攻殻機動隊

GW のステイホーム推奨週間を利用して映画を見ます。
見るべきタイトルなのに、時期を損ねたばかりに手を出しづらくなっているものを中心に挑戦する予定です。
昨日は30年前に友達がから推薦されたはずの大友克洋AKIRA をみました。
今回は士郎正宗原作の攻殻機動隊に挑戦します。
学生の頃に後輩たちが原作漫画について熱く語っていた記憶だけは強烈にあるのですが、当時の私は三国志封神演義に傾倒していたため、 SF タイトルはことごとくスルーしてしまいました。
こちらも30年遅れで追いつきます。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 (レンタル版)

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  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: Prime Video


近年の大ヒット映画「花束みたいな恋をした」でも監督の押井守が引き合いに出されており、あちこちで話題になり斎評価もされています。
でも直撃していない私には何がすごいのかいまいちわかんない。
その凄さを確かめたい。


………と言っても、原作を読まずにいきなりアニメに手を出しても何がすごいのかよく分かんなかったんじゃないのかな?
体のサイボーグ化とか、脳の思考を転送したりとか、話はまあ分かるのですが、攻殻機動隊の影響を受けた作品の方を先に見ているので、今となっては「確かにかっこいいけど、普通の SF…?」 というのが率直な感想です。
漫画原作の作品をアニメーション化するにあたって最も大事なことは世界観をブチ壊さないことだと思うので、押井守監督が評価が高いのは口うるさいマニアな方々に文句を付けさせなかったということなのかな。
映像化されるまでにファンの間に醸成された世界観と三十周遅れの私とは感じ方がまるで違う。
原作のどこを切ってどこをピックアップしたかはわかりませんが、綺麗にまとまってました。
原作を知らなくても没入できましたから。
あ、他人の脳みそには没入しなくてもいいです。
ゴースト同士の合体って、肉体との合体よりもエッチじゃないですか。
もう恥ずかしすぎて死んじゃう。
人類は多様性で生き残ってきたというテーマが扱われていますが、 多様性とかいう遺伝子のいたずらで寝たきりの難病になってしまった私にとっては 遺伝子のランダム性なんぞはそんなにありがたいものじゃないですよ。
電脳化の世界にはランダムがないから、ないものねだりで交わりを求めたがるのかもしれませんけど。
もし技術的に義体化できるとしたら、やっぱりするかな、するしかないだろうな。
寝たきりの身体を維持するなんて何のメリットもない。
楽しい体験の夢でも購入して妄想の世界に行きましょうか。



少し時間をおいてから原作を読むのもいいかもしれません。
全3巻なのはかなり短い、とても手を出しやすい。
密度が高くて難解な物語をわかりやすく映像化したのがすごかったのかも?