ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

GW だから映画を見るよ AKIRA

今年の GW がやってきました。
昨年は毎日一本ずつ見て、合計10本見たんだっけか?
どうせ今年もやることないし、毎日とはいかないかもしれないけど挑戦します。
眺めの会じゃないから簡単な感想文だけしか書かないよ。
今年は「見るべきだけど長すぎて見れない」または「もう一度見るべき」タイトルを中心に攻めたいと思います。
あとは地上波のアニメなど、映画の枠には入らない作品をカバーしたい。
ちょっと欲張りだろうか………。

今回は大友克洋AKIRA
日本のアニメの歴史の分岐点となった 珠玉の作品です。
学生時代に友人から「これだけは見ておけ」とビデオテープを押し付けられてしぶしぶ見た記憶があります。
内容を全く覚えていないので、もう一度見るべきだと考えてはいたのですが、一度見ていると思うと優先順位が下がってしまうんだなあ。
今回の作品チョイスの基準にぴったり合っているので、ここはピックアップするべきでしょう。

AKIRA

AKIRA

  • メディア: Prime Video


ということで見始めたのですが、 これは見てないね。
何の説明もなしにただ「見ろ」と言われただけでは謎が多すぎてわかりにくい序盤でしたが、こんなに印象的な場面の連続なのに全く記憶に残らないはずありません。
確かに友人の言う通り、90年代前半までには見ておくべき作品でした。

ブレードランナーみたいな近未来東京が溢れる街並みからトロンのようなカーチェイスまで80年代のクールなアニメーションを日本が作ったということに感激しないはずがありません。
それにしても情報量が多い。
アニメーションだから描きたいことはすべて実現できるとはいえ、よくこれだけ細かい描写ができたもんだな。
アクション、銃撃戦は迫力あるし、スピード感がすごい、バイクで走るし、飛行型バイクで飛ぶところもある。
超能力だってバシバシ発動させるし、ホラーシーンもちゃんとある。
よくこれだけやって2時間ちょっとで収められたもんですね。
今時の作品では得てしてAKIRA の正体はぼかされたまま幕引きして続編を匂わせる展開終わることが多いのですが、最後まできっちり描ききっているのが良いですね。

個人的には真顔のぬいぐるみが恐怖でしかありませんでした。
無表情で怖いわ。
そして念仏。

舞台は2019年ということで、すでに過去。
この作品が世に出て30年以上経過していると思うと遠い目になってしまいます。
東京オリンピックまであとあと1年とカウントダウンしていますが、まさに今そんな空気感なのでちょっとぞっとしました。
しかも最後の舞台は現実でも散々もめた新国立競技場とはね。
突然力に目覚めた鉄雄は自分の弱さから暴走してしまいますが、あれは彼に限らず、人間なら全員暴走するでしょ。
と言うか彼をいじめてた連中だったらもっと容赦なく能力の快感に酔いしれてると思いますよ。

感想はここまで。