ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

眺めの会(定期映画鑑賞会)2月下旬 エヴァンゲリオン新劇場版:破

熱いうちに見てしまおう。

前回に引き続いてエヴァンゲリオン新劇場版です。
シリーズのナンバリングは序-破-急となっているうちの二つ目、破です。
古典芸能における序破急からきているので、劇場版 SPEC よりは覚えやすいですね。

Amazon プライム独占契約でプライム会員なら無料ということで見ているわけですが、これは完結編のキャンペーンとして特別な処置かもしれず、一定期間後に有料コンテンツになるかもしれないし、ラインナップから外れる可能性だってあります。
お得に見られるうちに見ておこうと言うさもしい行動でございます。

Amazon プライムビデオでプライム会員に限り無料。
かなりエッチな場面もあるにもかかわらず全年齢対象です。



ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

2009年に日本で公開されたアニメーション映画。
新劇場版エヴァンゲリオンの4部作のうちの2番目の作品。
総監督は庵野秀明監督は摩砂雪鶴巻和哉
原作脚本は庵野秀明
声の出演は緒方恵美林原めぐみ宮村優子など。
言語は日本語で上映時間は112分。

あらすじ。

突如現れた第7使徒エヴァンゲリオン2号機が撃破する。
2号機のパイロットは式波アスカ。
式波アスカはシンジやレイのクラスメイトとなり学校に通い、アスカはシンジと同じくミサトの家に居候する。
アスカプライドの高さから他人を拒絶していたが、使徒との戦いをきっかけに次第に仲間と打ち解けていく。
アスカはアメリカから送られてきたエヴァンゲリオン3号機のパイロットとして乗り込むが………。

見終わった感想もちろんネタバレ。

世界観が 深まった。

ナンバリング体系として、序破急を使っていますが、3作品で完結ではなく、四パート、起承転結の承にあたる部分です。
話を膨らませる段階なので風呂敷を広げるだけ広げたところで終わってしまいました。
でも衝撃の場面を含めて見どころはたくさんありました。
いくつものエヴァが登場して、エヴァの操作体系や運用方法などが分かってきました。
新しいパイロットも登場して、人間関係にも味が加わりました。
セカンドインパクトの謎も少しずつ解けてきたようです。
3体のエヴァで力を合わせて第八使徒を倒すところは、まるで運動会。
コンビプレイの可能性と運動能力を確認できました。
9番目の使徒には驚愕。
碇ゲンドウの狙いは何なんだ?

今日の日はさようなら。

エヴァンゲリオン本当に知らないので、展開の速さに「ええええええええええええ」「はぁああああああああああ?」になりました。
なんじゃそら。
「第9の使徒」の心臓がシンジの乗るエヴァ初号機によって噛み砕かれるところです。
あのタイミングで、その空気感で、この展開かいな。
心の準備をするまもなく、何が起こっているかわかんないままパックンチョ、衝撃過ぎて本当に声が出ました。
シュールで殺伐とした映像なのに流れる曲がしんみりと歌い上げられた『今日の日はさようなら』
やめてくれ~~~、これでこの先『今日の日はさようなら』の曲を聴く度にこのシーンを思い出してしまうじゃないか。
「今日の日」だけじゃ済まねえだろ、また会う日なんて来ねえよという残酷な天使のテーゼ
後の展開でどうやら命だけは助かったみたいだけど、頼みますよほんと。
テレビ放送で一週間ずつ心の準備をしながら見ているならともかく、劇場版ではアスカが登場してからなんとなく仲間っぽくなるまでの展開が早いんですよ。
劇場版でまとまった形で見ると凄すぎて。
いやむしろ、この展開を20年以上知らなかった私を褒めてあげていいのかもしれない。

独自解釈大好き日本人。

日本人って西洋の独自解釈好きですよね。
クリスマスとかハロウィンとか J-RPG 的な中世ヨーロッパ風ファンタジー世界とか、本場の人が見たら怒るやろと思うような超解釈で取り入れちゃうの。
キリスト教の聖書に出てくる用語の中から日本人の心をくすぐる響きを持つ物を小難しい理屈を並べてそれっぽく世界を構築するのも好きです。
エヴァの他にも最近こういう話を見たなと既視感を感じましたが、劇場版 SPEC でした。
あれもファティマ第三の予言書とか御前会議とか、 そういうやつでした。
そこに気が付いたらなんだかお腹いっぱいになってきました。
エヴァンゲリオンを西洋の人が見た時の解釈が知りたいような、見せたくないような。


日常と非日常。

学校に通ってお弁当を食べたり、街を歩いたり、水族館の魚を見たり、何気ない日常生活から一転、使徒が襲来する切り替わりのギャップがよく効いてるなと思いました。
そのありふれた日常も、我々にとっては当たり前から少し外れているところもゾワゾワしていい感じ。
いくつもの列車が駅のホームに吸い込まれていくところとか、ビルの街並みが地中に沈み込んでいくところとか、巨大トラックの輸送とか、なんか見たことあるようで見たことない情景がとっても刺激的でした。
歩道橋のある景色も実に日本的らしいかもしれない。
なんかあまりにも日常すぎて、日本のことをよく知らない海外の人が見たら、これは本当の日本の景色だと勘違いしそう。

そうそう、御前会議みたいなやつ、スマホみたいなパネルが輪になって音声のみのやり取りで、クラブハウスでリモート会議しているみたいでした。

次回に期待!?

今回はつなぎの一作だけあって語るべきところはそんなにないかな。
面白いんだけど、普通にエヴァンゲリオンでした。
次回の急展開ぶりに期待しておきます。