ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

トラックボールを購入したものの出番なし

私は日常生活では電動車椅子に乗って、そこからマウスを握って PC 操作しています。
今のところ、なんとかクリックできるものの、少しでも姿勢が崩れるとクリックできなくなります。
私にとって PC と電動車椅子は常にセット。
ぴったりこの組み合わせでなければ事実上利用不能となります。

特に困るのが入院した時。
体調は悪くないのに点滴だけのために入院が続き、ベッドから離れられない時間がとても勿体無く感じてもどかしい。
これまで入院するたびに苦しめられてきた。

そして2月。

直近5年間に4回も体調を崩した2月です。
今年もきっとやばいだろうなと。
しかも、私はだいたい半年に一度くらいに急な発熱で入院してきた実績があります。
昨年の夏にやっちゃったので、もうそろそろ来るかなという予感もしています。


そこで転ばぬ先の杖。
入院してベッドに寝たきりになった時に退屈で困らないようにマウス以外でも操作できるデバイスを確保しておこうかと考えました。
前回ベッドでマウスを試してみたものの、転がす場所を確保するのも難しく、アイコンをポイントできたとしてもクリック時に滑って狙った場所をクリックできないこともわかっています。

そんな時にはトラックボールだ。

ということも以前から分かってはいるのですが、じゃあどんなトラックボールならできるのよ?と自分に問いかけてみても、これなら大丈夫とイメージできるものがありません。
早い話が「そんなん購入して使ってみなきゃわからん」ということです。
そこで過去数年、あった方がいいなと思いながらも見送ってきたトラックボールですが、入院してから家族になんでもいいから買ってきてと頼むよりは事前に自分で 用意した方が失敗が少ないだろうと腹をくくって購入することにしました。

と言っても、トラックボールを探すのって結構難しい。

ドラッグボールには概ね2種類あって、マウスのように手を握りこむタイプで親指の辺りだけボールになっていて、 片方の指先だけでポイント移動とクリックができるタイプ、もう一つは立方体の箱にボールがついていて両手または手のひら全体で操作するタイプで、私が欲しいのは完全に後者です。
でも健常者はキーボードを操作しながらトラックボールを使うのが常なので、後者のタイプはバリエーション少なめです。
贅沢言っていいなら、ボールが大きくて 多少筐体を揺らしてもボールのポイントがずれないくらいに安定していて、 Bluetooth 接続でワイヤーに縛られないもの。


これが見つからないんだ。
仮にあったとしても、諭吉が飛ぶくらいのコスト帯だと、 入院などの非常時だけしか出番のない、使えるかどうかも分からんものにお金を出す勇気がない。


結局、お蔵入りする覚悟でこれを購入しました。




サンワサプライリストレストトラックボールです。
リストレストの名の通り、筐体の上に手首を置いて操作します。
キーボードの手前にこの商品を置けば、ちょうど手首を置く台になります。
ホームポジションから離すことなく、両手の親指2本でボール操作とクリックを行います。


キーボードの前に置いて使うスタイルなので非常に横長です。
さすがにこのサイズだとベッドで寝て使うには邪魔になるだろと嫌な予感はしていますが、大きい方が操作が安定する可能性もあります。
ボタンはフラットすぎて押しづらいと思うので、 テープなどで突起物をつけて押しやすくすることになるでしょう。

ここまでのイメージはできていますが、実際のところはベッドに寝て使ってみないと分かりません。


注文して届いたのは1月の中旬、2月はじめ頃には受け取っていました。
チョコレートをもらった時の話ですね。
そこから今まで箱すら開けずに寝かしてあります。
なんだか急に面倒というか、ネガティブな気持ちになって使う気になりません。
入院したら嫌でも使うことになるので、その時まで寝かせておいても大きな問題にはならないし。
タブレットを引っ張り出してきて充電して接続するのも面倒だし。


使ってみてどうだったか、レポートもないのにアップロードしてもインターネットのゴミになるだけだということはわかりつつも、最後の気力がわきそうにありません。
期待してクリックした人ごめんね。