ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

病院や施設を回る出張コンサートがやってきた。

病院や施設などを回りながら歌手活動をしているシンガーソングライターが当施設に参りました。
わかりやすさを優先して失礼な言い方をするならドサ回り的なやつです。
もちろん無料です。
気に入った方はお布施として T シャツや CD を購入する形式です。
これを書いている向こうで今まさにライブが行われております。


ということは、私は参加しておりません。
どうせ大してやることもないのだし、大集合してじっとしていることが苦手なわけでもなし、タダなんだから話のネタにでも行けばいいのに、我ながら付き合いが悪い方向にひねくれているなと若干の後ろめたさを感じております。

じゃあ素直に行けよという話ですが、実はこの件についてプチおこでして。
というのも、本来なら入浴が行われる曜日であるにも関わらず、このイベントがあるせいで翌日に先送りになってしまったのです。

私は毎日同じリズムで生活することで体調を管理するタイプ。

入浴が1日ずれるだけでも体調管理面で気を配らなければなりません。
祝日などでカレンダーが旗日ならいざ知らず、娯楽が健康管理より優先されてスケジュールが組まれていることには納得がいきません。
イベントは入浴がない水曜日と決められているのだから、いくら無料で歌ってくれると言っても、スケジュールが合わなければ見送って欲しかった。
何も施設のスケジュールをずらしてまで迎え入れることもないでしょう?

などと不満をつらつらと述べておりますが、私の背中の最後のひと押しをしたのが。


ポスターの写真が坂本龍馬をインスパイアしたものだった。


ことです。
はっきり言います。
坂本龍馬とスティージョブズの真似をしたがる奴はろくなもんはおらん!

もう明らかに偏見なのですが。



さて、そろそろガスが抜けたところで素直な感想と行きます。
私たち障害者は出かけることが本当に困難なので、向こうから来てくれるだけでもめちゃくちゃありがたいです。
何しろコンサートなどが催される近くの中核都市まで行こうと思ったら、諭吉一人では到底持ちこたえられません。
足代だけで。
付き添いを頼んだら、それだけで健常者ならディズニーランドに行って遊んで帰って来れます。
それが CD 1枚あるいは T シャツ一枚で出張してくれるならものすごく割安です。
なんならパフォーマンスの出来不出来も関係ありません。
特別な時間を与えてくれたというだけで良いのです。
もちろん受け入れるからには施設側も人員を配置するなど体制が必要ですが、その辺の条件さえクリアしてしまえばウェルカムです。



(リアル時間では昼食を終えて昼寝から起きてきました)。

参加組の感想は大変好評なものばかりで号泣するほど感動する人多数。
物販の方もだいぶ捗ったようです。
おじさん達は心が汚れているので、歌を聴いて感じたことよりも、この売り上げでビジネスとして成功できるのか?という話題に夢中でしたけど。
効率よく回ればそこそこいけるのではないかと見積もりました。
歌で生きていくことを考えてる人なら挑戦してみるのも良いかもしれません。
と言うか、そこそこいけるという話が伝われば、歌に限らず様々なパフォーマーが定期的に来てくれるかもしれないので、我々も買い支えることで win-win 目指す方向で行くんじゃないかと思います。