ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

お気に入りの番組紹介 文学の扉。

今日は私のお気に入りのラジオ番組を紹介することにします。
お気に入りの番組はいくつもありますので一度に紹介しきることはできそうにないので何回かに分けたいと思います。
シリーズ第一弾として紹介するのは、ラジオシアター文学の扉です。
1段にこれを選んだのは今日が日曜日ですぐにオンエアされるからです。

公式ページの紹介によりますと

小説には、名作と呼ばれる作品が数多くありますが、タイトルは知っていても読む機会のないままに、これまで過ごしてきた人も多いのではないでしょうか? そんな小説の名作から、1冊の「本」を選びます。 その中の名シーンを「ラジオドラマ化」し、中嶋朋子とゲストが演じます。 後半は、「本」の感想や、作者について、対談します。 読書への扉を開くのがこの番組です。

ラジオシアター~文学の扉|TBSラジオFM90.5+AM954~聞けば、見えてくる~


とのことです。
毎週日曜日21時より TBS ラジオでオンエアされます。
東海エリアでは CBC ラジオで土曜日20時30分から放送されます。
1日早く聞けるので得した気分ですね。
radiko プレミアム会員ならエリアフリーで聞けますね。
聞き逃した場合は Radiko タイムフリーで 一週間配信されます。
さらにそれを聞き逃した場合は、番組の一部ですが YouTube で一定時間配信されています。

www.youtube.com

公式ページはこちら。

www.tbsradio.jp


番組情報は Twitter でもチェックできますよ。

文学の扉 (@tobiratbs) | Twitter



さて、ここからは私なりの紹介をさせていただきます。

この番組は誤解を恐れずに言えば古典文学の朗読です。
いや、さすがにこのスタイルを朗読というのは無理があるでしょ。
とは思うものの、世間一般の認識だとそんな感じじゃないでしょうか。
特に文学作品となれば。

どこが朗読と違うかと申しますと、場面に合わせた音楽が流れたり効果音が入ること、話し手が役柄に合わせて演じることです。
朗読は読み手の解釈を邪魔しないようにフラットに読み上げます。
ラジオシアターというだけあって、スタイルとしてはかなりエンタメよりでラジオドラマとか演劇のラジオ放送に近いです。
これを毎週迎えるゲストとともに案内役の中嶋朋子さんが文学作品の名シーンをドラマ仕立てに脚本して読み上げてくれます。
そのゲストが技巧派の舞台俳優なので笑っちゃうくらいに上手なんですよ。
情感豊かに演じあげるのは当たり前。
一人二役、あるいは三役、そこからにさらにナレーションと三面六臂の怪演ぶり。
男女の使い分けだけでなく、虫とか電車の役柄だってこなします。
本編の前の配役の紹介を聞く時に「この役でどんな芝居するんだろうか?」と毎回楽しみになります。
ゲストの第一声には毎週ドキドキです。
私にとって「誰それ?」であっても、いい意味で期待を裏切ってくれます。
「この若造、 うめええええ」
演劇には全く興味のない私ではありますが、この番組を通じて舞台俳優の実力を思い知ることができました。
舞台は客席から表情が見えないから声の出し方が演技力に大きく関わるんですね。

あまりの実力に中嶋朋子さんて 何者なの?
Wikipedia で調べたところ、北の国からで蛍をやっていたお嬢ちゃんなんですね。
芸歴40年以上の貫禄を見ましたわ。

古典的名作の魅力に触れることも番組の魅力です。
昔の作品とは思えないほどユニークで斬新な発想が垣間見えることがあり、まるで現代のことを書いているような普遍的な人間のあり方を見ることができたり、 新たな気づきをたくさん得ることができます。
娯楽としても面白いし、継続して聞いていることで文豪の名前だけでなく作風や生い立ちまで知ることができます。
私も少し覚えました。

寝る前の読み聞かせには最高の30分ですよ。

是非お試しあれ。