古典的かまどCross-draft kilnについて調べてみた。
泥んこ遊びと火遊びをするようです。
Primitive technology の新作が出てました。
今回はCross-draft kilnということでかまどを作るようです。
随分手慣れた作業で作って行きますが、使用している粘土の量はかなりのものです。
これをこねるだけでも相当な時間かかってるんじゃないですかね。
ほどなくかまどのシルエットがつかめるようになってきました。
屋根の曲線がなんとも独特な形ですね。
ダッシュなんとかで作っている反射炉にも似たような。
構造的にはかまどの中を空気が適度に通り抜けることで 炎を行き渡らせる仕組みになっているようです。
取り出すときに擦れた音を聞く限り、焼きあがった水瓶は硬そうです。
薄くても丈夫なので使いやすそう。
もちろん水を汲んでもこぼれません。
お前は今までにいくつのかまどを作ってきたのか?
手際の良さはもちろんですが、それ以上に多種多様なかまどの構造を知っていることに驚きです。
こんなかまどの知識をどこで仕入れてるんでしょ?
クロスドラフトでどういう意味なんでしょうね
Crossdraft kilnがどの地域のどの時代に使われたものなのか興味が湧いたので調べてないことにしました。
ちょっと専門的な英語サイトなのでまるで手が出ない。
でも少しだけ読める部分があります。
東アジアで使われる技法で特に日本では穴窯と呼ばれるとのこと。
なんだってー! ?
これが日本が誇る穴窯だ(たった今知ったけど。
日本の伝統的技法なのに知らなくて海外のユーチューバーがきっかけで知ることになる。
これが外国人に日本の歴史を教えてもらう屈辱というやつ。
まーしかし日本のものなら日本語の情報はたくさんあるはずです。
まさにこれですね。
今回の動画で作られたものは。
天井ドーム型にすることで熱気が天井に当たって跳ね返り、熱源の裏にまでムラなく炎が行き渡るという理屈のようです。
煙突の手前で部屋が狭くなるのは、外に熱を逃がさないためだそうです。
地面の傾斜がありませんので若干効率が悪いのかもしれません。
木炭を使わずに薪を燃料にできるが登り窯よりも必要な量が増えると。
動画では焼成時間は4時間ほどそのようですが、何 kg くらいの薪を使ったんでしょうね。
陶芸で使う場合には焼き終わるまで結果が全く分からないことと自然な風合いで味のあるものが出来上がるということで今でも愛されている様ですね。
穴窯の仕組みというキーワードで画像検索して、それっぽい画像を含むサイトを閲覧しています。
touroji.com
随分詳しく書いてありますね。
それにしても奥が深い。
長い歴史に培われてきた証拠です。
YouTube で広がる意外な体験だった。
- 出版社/メーカー: 瀧本湖久
- メディア: ホーム&キッチン
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なるほど、質素で無骨ですが良い風合いです。
お値段もいい具合です。
もっと作家性の高い芸術的な作品もありますが、値段を見てビビっています。
こんなところで紹介するのはおこがましい。
- 出版社/メーカー: 伊勢崎創
- メディア: ホーム&キッチン
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1万5000円少々です。
商品説明には備前焼には穴窯焼成は少ないと書かれていますね。
商品の性質上、一点物となるでしょうから売れたら在庫切れになって画像が掲載されなくなっているかもしれません。
- メディア:
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素人でもわかるこの迫力。
存在感あるのにでしゃばらない不思議な魅力があります。
目の保養になりました。
部屋にこういうものがあれば自然と心も落ち着きそうですね。
知的好奇心を満喫させることができたので今日は良い日です。