ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

コルタナに自分が用意した実行ファイルを起動してもらう そしてスタートメニューメーカー

コルタナは「アプリケーション名を起動」のようにコマンドすることで実行ファイルを起動することができます。
例えば「エクスプローラーを起動」「タスクマネージャーを起動」「ペイントを起動」などです。
一見魔法のように見えますが タネも仕掛けもあります。
スタートボタンをクリックしたときに開くスタートメニューに登録されているアプリケーションの中からそれっぽいファイル名を起動しているのです。
「~を起動」または「~を開く」のいずれかで起動できます。
ただし~を開くの方は少々認識率が落ちるようなので起動の方が確実かもしれません 。
なんとなくそれっぽい名前のファイルを起動するので認識ミスはご愛嬌です。
ファイルが見つからない場合は edge を起動して Web 検索してしまいます。
余分なウインドウを開けられるのはイラっとしますが許してあげてください。
意外と柔軟なところもあって英語のアプリケーション名なのに日本語でも認識してくれることもあります。
Firefox」「 Google Chrome」 あたりまでは分かりますが「 Visual Studio CODE」 なんかも日本人発音でも通ります。
Cortana も意外と使えません?
さらにワンステップ進んでみます。
スタートメニューに自分が用意した実行ファイルを登録してしまえば Windows を好きなように操作できそうですね。
例えばシャットダウンのコマンドを登録してしまえば「コルタナさん シャットダウンを起動」でシャットダウンできてしまいます。
多分ですけど。
ここまでは既に調査済みです
うまくいかなかったのスタートメニューを勝手に変更してしまったことで何らかの関連を壊してしまったのかもしれません。
参考にしたページではスタートメニューで表示されるフォルダを右クリックしてショートカットを作成すればできますよと書いてあったけど強引に思えるのでこれが原因かも。

How to get Cortana to perform custom tasks on Windows 10 | Windows Central

Windows10のスタートメニューの実体がある場所と追加方法 - Sakura scope

気になる点としてはスタートメニューにファイルが増えた時には[新規」と表示されて新しくインストールされたアプリケーションに目印がつくのですが勝手に登録したショートカットにはつかなかったんだなこれが。
アプリケーション追加情報は一定時間待てば更新されると記述されていますがそれもなし。
Windows のバージョンも少しずつ更新されているので仕様が変わっていることも考えられます。
まあ壊れてしまったものは仕方がありません。
今度は Windows アカウントを新しく作り直して、新規に作成したユーザのスタートメニューなら動くのではないかと想像したので検証したいと思います。
作り直したアカウントでもスタートメニューは壊してしまうのが心配なのでメニュー登録してくれるアプリを使ってみます。

www.vector.co.jp

このアプリはスタートメニューの下にフォルダを掘り下げて登録してくれます。
スタートメニュー直下にたくさん登録してしまうとメニューが崩壊しかねないので将来的にはフォルダの下に登録することになるでしょう 。
コルタナがフォルダ下のショートカットまで検索してくれるか不安があるので安全を取ってこれを使っています。

もっと最適なアプリがあるかもしれません。
この情報からこのアプリを知りました。

Windows10のコルタナを"コンピューター"で起動出来るようにしてIFTTTとの連携もさせてみた - Togetter

blogs.yahoo.co.jp

スタートメニューメーカーは使い方にちょっと癖があるかもしれません。
ZIP 形式で配布されているのでダウンロードしたら手頃なフォルダに展開してください。

まずこのアプリでスタートメニューに登録できるファイルは実行ファイル(.exe)だけです。
スタートメニューメーカーの実行ファイルが入っている一つ上の階層のフォルダを起点として、そのフォルダ以下に含まれる実行ファイルを対象とします。
スタートメニューメーカーお配置した環境によっては画面左側のリストにいくつかのアプリケーションが表示されているかもしれません 。
もちろん他のフォルダに含まれる実行ファイルもスタートメニューに登録することができます。
その場合はまず登録したい実行ファイルが入っているフォルダ名を確認します。

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[+]ボタンでこのフォルダを選択ダイアログから追加すると左側のリストにフォルダ内の有効なファイル、つまり実行ファイルが現れるはずです。

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左側のリストからスタートメニューに登録したいファイルを選択して右矢印ボタンで右のリストに追加します 。
右リストにアイコンが表示されれば下矢印ボタンが現れます。
このボタンをクリックでスタートメニューに登録できるようになります。
このままだとサンプルとして表示されているスタートメニューメーカーが登録されるので左矢印で削除します。
そして左側に表示されているクリップボード監視のアプリを右矢印で右リストに移します。
リストの上に「セルフインストールソフト」と表示されている入力ボックスがありますが、この名前でスタートメニューにフォルダが作成されます。
実行ファイルのショートカットはこのフォルダ以下に作成されます。
このままだとスタートメニューにセルフインストールソフトというフォルダが作成されてしまうので名前を変更します。
入力ボックスをクリックすると変更することができます。
右側アイコンリストのファイル名も分かりやすい名称に変更した方が良いでしょう。
今回は[実験室]フォルダの下に[クリップボード監視]を作成したいと思います。

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きちんと登録されてますね。
コルタナに起動お願いしてみると無事成功です。
やはりスタートメニューを壊していたのですね。
とりあえずこの組み合わせで行けることは分かったので使いこなしは今後の課題となるでしょう。
現時点で分かっているのはコルタナに認識してもらいやすいようなファイル名にすると間違いが少ないということくらいかな。
漢字と平仮名の表記揺れにはどれくらい柔軟に行ってくれるんだろう 。