ぺんちゃん日記

食と歴史と IT と。 Web の旅人ぺんじろうが好奇心赴くままに彷徨います 。

ドラゴンスピーチで単語リストをインポートしてみた(再掲)

この記事は旧ブログからの転載です。記事にしたのは、 1年以上の過去のもので、内容は古くなっております。

先日は単語の追加機能で単語登録しました。確かに単語の追加機能を使えば、一つ一つの単語登録することはできますが、既に作成してある辞書使いたい。これは、過去に使っていたIMEなどの辞書をもう一度再利用したいという場合、あるいはインターネットから公開されている辞書をダウンロードして修正して使いたい。また、全く新規ではあるけれども、たくさんの単語があるので一気にまとめて登録してしまいたい。このような状況はあるかと思います。このような場合、単語リストのインポート機能を使います。このダイアログから単語をまとめてインポートできますが、その前に、単語リストのファイルを作成しなければなりません。まずはその単語リストの作り方から入りたいと思います。単語リストはテキストファイルで作成します。テキストファイルを作るにはお好みの エディタを使えばよろしいかと思いますが、エディタを持っていない方は、メモ帳使えばいいでしょう。今回はすでに単語リストの雛形が作成してあります。

@Version=Plato-UTF8
良渚文化\\リョウショブンカ
龍山文化\\リュウザンブンカ

これが単語リストの形です。先頭の行に何やら難しそうな記号が並んでいますが、これはドラゴンスピーチがファイルを読み込むためのおまじないのよう なものなので、ただ、これをコピーして書いておけばいいでしょう。ドラゴンスピーチのヘルプファイルにはそう書いてあったので、ここでは同じように書いておきました。 次のニ行目からが単語ファイルの本体です。単語登録と同じように、左側に漢字を右側にカタカナを書きます。それを2つの¥で区切ります。ドラゴンスピーチ のヘルプファイルには\ 2つを重ねて区切るように書いてありますが、おそらく皆さんのキーボードにはこの\は探してもないかと思います。日本語環境では\は¥で表されますので、 helpファイルには\が書いてありますが、 ¥を使ってください。そして、単語ごとに改行で区切ります。今回は登録したい単語が2つだけなので2行になっていますが、単語がたくさんある場合、行数が増えるかと思います。

単語リストの書き方がわかったところで、これをファイルとして保存して、実際にインポートしたいと思います。ファイルを保存するときに注意するの は、文字コードです。ドラゴンスピーチでは、単語リストのファイルをutf8という文字コードで保存します。この文字コードを選択するには保存ダイアログの文字コードから選びます。これで単語リストのファイルは作成されました。単語リストのインポートを使ってインポートしたいと思います。これで先ほど登録した2つの単語がでてくるようになるでしょう。

龍山文化
良渚文化

登録されましたね。たったこれだけのことですが、専門用語などの辞書は大抵はATOK MS-IMEで作成されているので、それを利用できるのは大きいかと思います。